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わずか1日のデジタル・デトックスが本当の意味で「ひとり」の時間を取り戻す。

121.デトックス

デジタル・デトックスしてみた。わずか1日とはいえ効果はてきめん。ずっとチカチカしていた目の調子も、けさはすこぶる好調だ。

まじめに #stayhome に取り組むと、どうしても1日じゅうPCの前に張り付いてしまうことになる。ONもデジタル、OFFもデジタル。まだ休館する前に図書館で借りてきた本もすでに読み終えてしまった。テレビはふだんからあまり観ない。そもそもテレビを観るという習慣じたいがないのだ。

そこで、きょうは「デジタル・デトックス・デー」と決めて、メールチェックなど必要最低限のことを除いてはPCもスマホも見ないことにした。何をやるかというと、「お菓子づくり」や「Zoom飲み」と並ぶここ最近のトレンド「断捨離」である。

みっちり朝から夕方まで約6時間。おかげで部屋はすっかり片付いたが、この長い引きこもり生活による体力の低下は著しく、疲労困憊の末まだ午後10時前だというのに布団にもぐって寝てしまった。しかも、部屋の片付け程度できょうは全身筋肉痛である。どうした? かつて毎日10時間以上立ち仕事をしていた俺よ。

それはともかく、デジタル・デトックス最大の効能は「静けさ」を生活に取り戻せることにある。ネット、特にSNSは楽しく有用である反面、わいわい騒々しい。耳元でたくさんの人たちに、コソコソあるいは大声でなにか言われつづけている感覚だ。ふだんは麻痺してしまっているせいであまり気づかずにいるが、しばらく離れてみるとそれがよくわかる。

いまの時代、SNSから離れることなくして本当の意味で「ひとり」になることはむずかしい。そして、そのようにして得た「ひとり」の時間はときとしてとても贅沢なものである。

大掃除で発掘されたいつかの古い写真。船上から見た夏のスウェーデンの夕景。近視眼的な思考を忘れ、しばし遠い目になるのもデジタル・デトックスの効果だろうか。

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122.間(あわい)

スイッチを入れる。電気が点く。スイッチを消す。暗闇が戻る。夢と現実との関係を、ぼくらはそのようなものとして捉えてはいないだろうか。

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