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ズボラ女、フリマアプリを始める

『鞄難民』と自分のことをnoteにも書いてきたくらい、私の手元には沢山のバッグがあった。形も大きさも様々。その90%はほとんど活用されていない。買った時はあんなに欲しくて永遠に使おうと思っていたバッグは結局何かの理由で使われなくなった。

勿体無いし、もう部屋に置いておくのもちょっと場所をとるので先日リサイクルショップに行った。革のリュックサックもあるから3000円くらいになればいいなと数点持ち込んだのだけど、結果1000円。しかもキャンペーンで査定額がアップしたのに1000円。ほとんどが20円とかとんでもない金額だった。いつもなら1000円握り締めて帰るのだけど、この日の私は「買取は中止で」と全部持ち帰った。世の中の世知辛さを知り心がドーンと暗い方へ向かった。

この件について弟Bに相談すると「フリマアプリは?」と提案される。でも、何か個人間のやり取りって不安じゃない?しかも自分で発送しなくちゃいけないんでしょ?絶対めんどくさくなりそうだよ…根っからのズボラ女子である姉は全く乗り気になれなかった。しかし弟Bは怯まずに今のフリマアプリは個人を特定されないこと、発送は確かに自分でするけれどヤマト急便に持っていくと色々教えてもらえること、何よりリサイクルショップのような値段にはならないと思うと説明してくれた。

まぁ、ダメでもともとだしやるだけやってみようか。重い腰を上げてアプリをダウンロードした。

私が使ったのは『PayPayフリマ』もともとYahoo愛用者だったことやPayPayで買い物ができるのがいいかなと思いいざ出品デビュー!

まずは商品の写真を撮る。バッグは全体と内部、気になる箇所があればそこも細かく撮影。これだけでちょっと心が折れかけたけど何とか5品の撮影を済ませた。

次に出品手続き。商品の説明や必要事項を記入するのだけど、簡単な入力だけでブランド名やカテゴリーが自動で入力される。これ便利。あっという間に出品終了。

でも、星の数ほどある品々の中でこんな初心者の出品はなかなか売れるわけないなと諦めていた…が!初日に売れた!あの!二束三文だった革のリュック!しかも利益は5000円!!

早速購入者に挨拶をして翌日発送することに。翌日の休日を使い発送作業をした。私が準備したのは一筆書き。お礼の気持ちを入れて、ヤマトのお姉さんからアドバイスをもらいながら完了できた。箱台は別途必要になるけれど、送料は後日売上金から引かれることになる。住所を書くこともないし、自分の名前も相手の名前も知らされないまま商品は購入者に届いた。相手が荷物を受け取ってアプリで評価をしてもらった段階で取引終了。手数料と送料を引いた金額が売り上げとして反映された。現金として口座に入れてもらうこともできるけど、私はPayPayにチャージすることにした。振込手数料かからないし(特定の銀行宛だと手数料無料らしい)

そこから3つほど売れている。価格の相談も受けたりしながらちゃくちゃくとタンスの肥やしになりそうだった品々が新しい場所に旅立つ。これがとても清々しくしかも私のPayPay残高がかつて無いほど潤っている。これで子供達とコメダモーニングでちょっとした贅沢ができそう。私今、猛烈にニヤついている。

やってみるもんだなフリマアプリ。写真で紹介すればもっと分かりやすいのだけど、取引中にスクショするのを忘れたのでこの興奮具合だけお伝えできればと思う。しかも画像で説明しなくてもいいくらい簡単だった。

やってみるもんだなフリマアプリ。日々殺伐とした雰囲気で心が折れかけていた自分にちょっとした変化。これは嬉しい挑戦だった。

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