見出し画像

いつまでゲーム小僧でいられるのか。ゲーマーの限界年齢を考える。

「いや~、もう昔みたいにはできないね」
という会話をするようになった。何の話か。ゲームである。
自分はファミコン直撃世代。ハイスコアガールのネタがいちいちぶっ刺さる40代だ。マリオ、スト2、ドラクエ、FF、モンハン、メタルギアと数多の洗礼を浴び、最近もデスストランディングをクリアした。けっこうやってる方ではあると思う。
がしかし。それでも友達と話すと冒頭のようなセリフが出る。

ゲーム体力がないのである。昔は週末となれば朝までぶっ通しプレイ。深夜にファミレスに携帯機を持ち込み友達とローカル通信プレイ。最終的には週末の夜にファミレスに寄っただけで「何名様ですか」と聞かれることもなく席に通されるくらいだったのだが、今は違う。すぐ寝る。

先日クリアしたデスストランディングではクライマックスのムービーシーン途中で寝てしまい、もう一度やり直すはめになった(つまらなかったわけではない)。
何より、昔は「長くプレイできるゲームがいいゲーム」と思っていたのが、最近では「ぎゅっと凝縮して楽しめて数十時間内に終わるのがいいゲーム」というように認識が変わってきている。だから「総プレイ時間120時間!」とか「無限に遊べるオンラインRPG!」みたいな見出しが躍るゲームはその時点で避けてしまう。
特にオンライン系で苦手なのが「ログインボーナス」。10日連続でログインするとお得なアイテムが!みたいなやつである。ゲームはやりたいと思ったときにやりたいのだ。
スマホで何個もゲームを並行プレイしていて、毎日ログインボーナスのためだけにそれぞれを起動している、みたいな話を聞くとなんかもうログイン奴隷かと思ってしまう。

通常のゲームはだいたいがクリアまで20~40時間程度のプレイを想定されていることが多い。そこからサブクエストコンプリートだとか、マルチエンディング制覇だとか、やりこみたい人がやる要素まで追っていくと100時間とか200時間とかになるわけだ。が、この線はもうほぼ追っていない。

とはいえ時間がかかるゲームの代表格でもあるモンハンは未だに新作もやっていて、アイスボーンもラスボスまでちゃんとやった。寝落ち時間もけっこうあったが100時間程度はプレイしていたはずだ。そのへんで「今後はひたすらラスボスを何度も倒していい武器が出るのを待つループプレイか…」と思ったら急激に面倒になってしまってやめた。その後一緒にやっていた友達の家に遊びに行ったとき、プレイ時間を見たら1000時間とかになっていたので驚愕したものだ。お前、俺と同じ子持ちのはずなのにこのプレイ時間どうやって捻出してんだ、と。

ということで結構いま注目しているのが「インディーズゲーム」である。ダウンロードで手ごろに買えて、値段も安く、しかもボリュームがちょうどいい。最近では「Dead Cells」というゲームを買ってみたらお試しのつもりが早朝までやってしまった(長時間やっとるやないかい)。

こういう「ハマる体験」が面白くてゲームを続けているのだが、実際どこまでできるのだろう。昔いっしょにさんざんゲームしてた友達でも、今はまったくプレイしていないのもいるし、衰え、時間の確保、飽きなど心配な要素はたくさんある。しかし、今の世代がデジタルネイティブなら、こちとらファミコンネイティブ。「漫画なんかバカになる」と言われた世代が今や普通に年をとっても漫画を読んでることからすると、高齢ゲーマーも普通になっていくのかもしれない。
囲碁将棋が60代、70代でもやってる人がいることを考えると、ゲームも反射神経ありきのアクションゲームはともかくとして、RPGやAVGなどは続けられるのではないだろうか。願わくば、「じいちゃんゲーム詳しいー!」と孫に尊敬されるような存在になれますように。

ただ問題は「ゲームが好きだが上手いわけではない」ことだが。

サポートいただけた場合、新しい刺激を得るため、様々なインプットに使用させていただきます。その後アウトプットに活かします、たぶん。