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【今の仕事の話】もう日本語学校はおなかいっぱい

今の率直な気持ちです。

日本語教師という仕事は好き。
続けたい。
ただし、もう日本語学校はイヤ。

これまで3校の日本語学校を経験しました。
実はどの学校にも共通してることが…。
それが嫌で嫌でたまらないのです。

それは、学生募集の仕方

日本の実情をきちんと伝えず募集する経営陣。
それは将来性のない危険な募集の仕方。
気づいた時には手遅れ。
3校ともそうでした。

学生たちは軽い気持ちで日本へ来てしまう。
勉強する覚悟が足りない学生。
経済的に日本の暮らしに無理がある学生。
そんな学生がどんどん学校にあふれてく。

来てしまった学生は本当に苦しんでる。

ガリガリ勉強したことない学生多数。
勉強が続かない。
学費生活費のためにバイト漬けの学生多数。
勉強と両立できない。
だから、日本語が上達しない。
進学先や就職先が見つからない。
結果、荒れる。消える学生もいる。
学級崩壊みたいになるクラスも。
学生とはいえ18歳以上しかいないのに。

すると、学校はどうなるか…

先生が次々に去る。
人不足で学生へのサポートが行き届かない。
学生の日本語力が伸びない。
まともな進学・就職実績が作れない。
だから、次の募集に繋げられない。
学生から学費も徴収できない=経営が傾く。

中には真剣な学生もいる。
将来をきちんと見据えられてる学生もいる。
現実を知って心を入れ替える学生もいる。

そんな学生のために!と思ってやってきた。
おかげで日本語教師として成長できた。
けど、もう潮時かな。限界。

留まり続ける教師もダメじゃない?と思う。
不幸になる学生が来てしまうから。
それじゃ経営陣の思うツボ。
都合のいいように扱われてるって感じる。
虚しい。悔しい。腹立たしい。

本当に日本語教育が必要な人に教えたい。

日本語学校は平日週5日、半日通うところ。
今まさに日本語教育が必要な人は通えない。
技能実習生とか子育て中の外国人のお母さんとかブラジル系の定住者の方とか。
すごくジレンマ。

コースを作れば経営的に幅が広がる。
でも、なぜか力を入れない経営陣。
問い合わせは多いのに。

そこへ来て、コロナでの入国制限。
留学生頼みの日本語学校は風前の灯火。

焦って既に日本にいる外国人にアプローチ。
遅い。

これについてはずっと意見してきたのに。

愛想がつきちゃったなって感じです。

育休明け復帰するとき、どうなってるかな?
状況変わってなかったら、決断する時かも。

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