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ハイプサイクル

アメリカのマーケティング調査会社が毎年公開しているテクノロジーのトレンドを示したチャート。一つの先進的なテクノロジーは、黎明期から始まり、過度な期待のピーク、幻滅期、啓蒙活動期、生産性の安定期と歪曲したS字カーブを描きながら発展していく。

今話題のAIやIoTがテクノロジーの潮流的にはどこに位置しているのかを確認するだけでも面白い。ビジネス的な観点では、自分たちが参入している業界、もしくは参入予定の業界に関わるテクノロジーがどういう立ち位置ものであるかを意識しながら意思決定できることが望ましい。

例えばしばらく前に流行ったVRなんかは、今では大分下火だけれど、決して終わったプロダクトではなく、過度な期待が少しづつ落ち着いて、今まさに安定的なプロダクトとして進化を遂げている最中だと考えることもできる。OMO(オフラインマージオンライン)というワード少しづつバズワード化していて、現実世界にいかにデジタルを活用させるかが今まさにホットだから、今後のVRの巻き返しも多いにありうる。(今はただのAV鑑賞機となってしまっているけれど...)

テクノロジーのトレンドの移り変わりはかなり激しく、どうしても今ホットな技術に目が行ってしまいがちだけれど、それはもしかしたら過度な期待のピークにあるだけなのかもしれない、もしくはしばらく聞かないあの技術はそろそろ安定生産に移っているのかもしれないなんて考えたりできると、深掘りのヒントとなるだろう。

URL: https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20190830

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