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Android アプリのリジェクト理由

現在、コロナ期間にはじめてのアプリ申請していますが、何度かリジェクトされてしまい(まだ公開できていない)、その時のリジェクト理由等を共有します。

リジェクトされたかどうかはメールを確認しよう

Developer Console 側のアプリステータスからではリジェクトされているかどうかは判断できません。必ずメールを確認しましょう。

まず最初にやられたのが、リジェクトされた場合、 Developer Console 側のアプリステータスがリジェクトになると勝手に思っていたのですが、リジェクトされてもステータス上では「公開待ち」のままでした。

公開待ち

メールは確認していなかったので、最初はリジェクトされていることに気が付きませんでした。

なので公開申請をしたらメールはこまめにチャックしましょう。

※何度目かのリジェクトで apk 側の修正が必要なリジェクトになった際に、Console 側のアプリステータスも「非承認となったアプリ」となっていました。

非承認となったアプリ


それでは、私が実際にくらったリジェクト理由をご覧ください。

1. 英語表現がおかしいとリジェクト?

例)「Tap Tap Tap!」という英文がリジェクト対象に

今回簡単なタップゲームを作りました。

ゲーム内容としては、キャラクターをタップしていくことでキャラクターが進化していくシンプルなゲームです。(もはやゲームではないレベルでシンプル)

ほとんどテキストもないので、軽い気持ちで英語版も用意することにしたのですが...(基本的に Google 翻訳頼み)

タップするだけで成長していくどっこい星人を育てよう!
ヒマな時間にタップ!
タップタップタップ!

アプリの説明文として、上記の日本語を英文に直して申請したところ、

Tap Tap Tap!

この英文の表現がリジェクトされました。

リジェクトされた理由は下記のようです。

※英語版の申請でリジェクトされたのでリジェクトのメールも英語で返ってきました。

※リジェクト時のメール

Issue with your app
Your app contains content that doesn't comply with the Metadata policy. Specifically:
The app's full and/or short description contains improper formatting (including but not limited to repetitive or unrelated keywords or references)
Issue details
We found an issue in the following area(s):
Full description (en_US): “Tap Tap Tap!”

早速翻訳してみると、

アプリの完全な説明または短い説明、あるいはその両方に不適切なフォーマットが含まれている(繰り返しのある、または関連のないキーワードや参照を含むがこれらに限定されない)

とのこと。

どうやらこの「Tap Tap Tap!」が、単語の不要な繰り返し?と認識されたようです。(私の認識ではそう解釈しました)

ということで、英語の表現次第(意味のない英文や、単語の羅列など)では英文でリジェクトされる可能性があるので気を付けましょう。

※他にも何度か英文の指摘でリジェクトされました...。

2. プライバシーポリシーの記載がない為リジェクト

あとで調べてみるといろいろなブログでも同じ理由でリジェクトされたという情報がちらほら。

Nendを入れたらGoogle Play ポリシー違反になったので対応した

私の場合も、広告表示の為に Nend を利用していたのですが、広告表示のために端末情報を扱っている?ようで、そのような場合には、きちんとそのことをユーザー側に説明しなさい、ということでした。

※リジェクト時のメールを引用

APK REQUIRES VALID PRIVACY POLICY​
APK REQUIRES PROMINENT DISCLOSURE​

翻訳すると、

APKには有効なプライバシーポリシーが必要です
APKには目立つ開示が必要です

とのことなので、下記の対応をしました。

プライバシーポリシーページを用意

・アプリ側にもプライバシーポリシーへのリンクを追加

・Developer Console 側のプライバシーポリシーを設定

タップタップどっこい星人

※トップ画面下部に追加されたプライバシーポリシー

利用していた広告用 SDK が古く Google Play ポリシー違反に

※リジェクト時のメールを引用

Your app is uploading users' installed application information via Amoad SDK without posting a privacy policy in both the designated field in the Play Developer Console and from within the Play distributed app itself.
We’ve identified that your app is using Amoad SDK or library, which facilitates the transmission of collection of installed application information without meeting the prominent disclosure guidelines. If necessary, you can consult your SDK provider(s) for further information.

翻訳すると、

アプリは、Amoad SDKを介してユーザーのインストール済みアプリケーション情報をアップロードしていますが、Play Developer Consoleの指定フィールドとPlay分散アプリ自体の両方からプライバシーポリシーを投稿していません。
アプリがAmoad SDKまたはライブラリを使用していることが確認されました。これにより、目立つ開示ガイドラインに準拠することなく、インストールされたアプリケーション情報のコレクションの送信が容易になります。 必要に応じて、詳細についてSDKプロバイダーに問い合わせることができます。

いくつか広告表示用の SDK を入れていたのですが、その中に Amoad SDK がありました。
Google のユーザーパーミッションに関わるポリシー改正に伴い、旧来の AMoAd for Android の SDK バ―ジョンを使用し続けると、Google Play ポリシー違反と判断され、アプリがリジェクトされる、とのことでした。

そのため、今回はひとまず「Amoad SDK の削除(利用しない)」ことで対応しました。※最新版であれば問題ないのかもしれません(私は対応していないため分かりません)

まとめ

リジェクト内容もいろいろありますが、一度経験してしまえば次回以降は回避できるものも多そうです。このあたりは実際に経験しながら情報を蓄積していきたいですね。

今後も、アプリを申請してリジェクトされた際には、ここに情報を追加していこうと思います。

目指せリジェクトゼロ!!

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