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mofi|コラム

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mofiの週刊マガジンに掲載し、小原および三谷個人のページで無料展開しているコラムをまとめたマガジンです。その週のコラム紹介や、ニュースに関するこぼれ話的な内容も載せています。
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2018年6月の記事一覧

モーガン・フリーマンの至言

三谷のコラム「撮影初日の感慨、契約の世界」のトピックに絡んで、少し横道に逸れつつ、むかし話。モーガン・フリーマンに投げかけた質問への回答と、コラムが触れている「プロデューサーの仕事」のあり方とのつながりに触れます。 「父の日」をはじめて父として迎え、「父」の肩書きにお似合い(?)なビール腹をさすりながら、穏やかな週末を過ごす日曜日。 全米ではこの週末に公開されたピクサー最新作『インクレディブル・ファミリー』(日本では8月1日公開)を家族で鑑賞することができたので、お父さん

ストーリーテリングの悪しきセオリー

定番、定石、おきまりの展開。物語には大抵、セオリーとでもいうべき「型」があるもの。 そんなセオリーや「型」には利点と欠点があって、その活用には良し悪しが伴ってくる。「型」にならう展開は、語り部に対する安心感や信頼感を与えてくれる。ところが「セオリー通り」でさえあれば観客の心を必ず掴める、とも言い切れない。使えばいいという話でもない。 もちろん、使わないという選択肢もある。 その代わり、レールから外れやすくはなるのだけれど。 使い古されたセオリーは、英語圏では「クリシェ

NYUのラーニング・ライフ・バランス

208号のmofiは、映画のための留学を希望する方に最適なエントリーです。 「NYUシネマスクール 暮らしと授業の完全ガイド | mofi 208号」 NYU Tisch School of Artsの大学院課程を実際に留学中のシネマスクール生、永野有希子さんが寄稿してくださったコラムです。留学前のリサーチから準備、面接、合格、渡米、そして現地での生活についてをつづってきた連載「夢追い人でごめんなさい」の3回目にして、最終回となった今回。 アメリカでもトップを競う教育機