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「愛がある。すべてに。」

助けてもらった相手より自分が尽くしたり助けた相手の方が好意を持ちやすいみたいな事をよく言うけれど、わたしが誰かに何かをしたりあげたものはもうわたしの手から離れて相手のものになってるから思い入れはないんだよね。だからそこに執着することはなくて。わすれるし、お返しの気持ちで行動することはあってもなにかを期待したり見返りを求めて行動することはないから。見返りを求めちゃうような、お返しがないと苦しくなっちゃうようなことはしない。無理はしないんだよね。しないというかできないだけなんだけど。「〜してあげたのに」とかダサいこと思いたくもないから。あげたものも行動も言葉も、全部もうきみのものだよ。だから好きにしてくれていいし忘れても覚えててもいい。そりゃあね、覚えててくれたら、大事にしてくれてたら、嬉しいけど。わたしにとって喜んだ顔や安心した顔、ありがとうの言葉、大丈夫になってくれたことが大事でうれしいの。わたしが大事におもうきみにしたことだから。
いまわたしの心にずっと残ってるのは、傷つけてしまったことや、泣かせてしまったこと なんだよ。わたしが一人で傷ついて悲しんでるより、わたしが誰かを傷つけてしまったり悲しませたりしたことがとても気がかりで申し訳なくて。偽善か、それとも自分が悪者になりたくない気持ちが強すぎるのかな。なんにせよ、やっぱり自分が尽くした相手よりも尽くされた方が記憶に残る。わたしがもらったものだから。きみがくれたものだから。きみの中でわすれてなかったことになってもわたしのなかには残り続ける。それが刃物みたいな贈り物でも。
だからね、自分が誰かにあげるものや言葉や行動は慎重に選ばなくちゃいけないね。自分はすぐにわすれちゃっても相手の中にずっと残り続けるかもしれないから。大事にとっておいてくれるかもしれない。自分にとってはなにげない、明日にはわすれちゃうような言葉でも、その言葉が相手を呪いのように苦しめたり、毎日生きていけるくらいのお薬になれたりもするから。

自分が愛したり尽くしたり助けたりしただけのことをすぐにわすれてしまうのは 自分の欲求を満たしただけで、エゴでしかないから。わたしはそうすることで勝手に気持ち良くなってるだけで相手がそれに対して喜んでくれたかどうか、救われたかどうかしか見てない。その代わりに相手がなにをしてくれたかなんて重要じゃないんだよね。
でもわたしが本当につらいときにそばにいてくれたり気にかけてくれたり、わたしにたくさん愛をくれた人のことはわすれない。

だからね、突然連絡がつかなくなったきみが電話をかけてきてくれたこと、お誕生日まで好きだったら好きだって言おうと思ってたって言ってくれたときのことは絶対に忘れないと思うんだ。ちょっと泣いてたのかな。わたしは泣いてしまったよ。こんなに愛してくれる人がいるってだけでわたしは、大丈夫になれるな。わたしもきみみたいに誰かを愛せるのかな。「もえちゃんはたくさん大事にしてくれたのにあの頃は自分が子どもで色んなことに気付けなかった」って言うきみにわたしはなんて言えばよかったんだろう。別れてよかったと笑うきみにわたしは頷くこともできなかったな。わたしの気持ちが重くならないようにおちゃらけてみせたり、わたしに気を遣わせないように嘘をついたり。優しいんだよね。そして、きみが目に涙を溜めてしゃべるからわたしはまたずるくて優しい言葉をかけてしまいそうになった。だけどそんな自分にも相手にも都合の良い優しさに見せかけた自己満の言葉を、ちゃんと胸にしまった。

そんなこんなのお誕生日は愛が溢れすぎていてもうわたしは最高の23歳を迎えてしまったよ。たくさん愛をもらった。
どうしても孤独を感じてしまって苦しくてどうしようもなくて泣いていた毎日を知らないくせに、わたしはいつものように助けを求めなかったのに。「もえちゃんの居場所はちゃんとあるよ、みんなもえちゃんのことだいすきなんだよって伝えたくて」って。友達を呼んでお誕生日会をしてくれた。わたしは心から和んで癒されて安心した。何回でも、数日経った今でも、本当にありがとうって連絡したくなる。何回言っても足りない。本当に、ありがとう。

そして、だいすきな、本当にだいすきな友だちからもらった『好きなところ100』のプレゼントブックをね。好きなところ100個書いてプレゼントしてくれたの。その中のひとつに書いてあった「愛がある。すべてに。」が嬉しかった。あなたの愛を感じたから。わたしは、ちゃんと伝わる方法で、周りの人たちを だいすきな人たちを愛せてるんだな。
わたしがそういうのを好きだと知ってて。全部わかってプレゼントしてくれた宝物。離れててなかなか会えないけど何回でも読み返して安心してねって。

23年間生きてきて、わたしはいま多分すごく幸せだ。ただわたしの心はじっとはしていられないから毎日毎日せわしなく、泣いたり怒ったり 笑ったりはしゃいだり、しているけど。こんなに人のことをだいすきになれてよかった。こんなにだいすきな人たちが周りにいてくれる人生でよかった。わたしをこんな人間にしてくれた今までの全部は、苦手なこともいやなことも全部、大事だった。
わたしはわたしで23歳もたくさん愛していこう。

だいすきだよ、今日も幸せな気持ちになれてますように。

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日記
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