中国で書店はいつできたのか
歴史雑記170
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思うところあって、今月からは随筆ふうに記していこうと思う。
もとより、「雑記」であるからして読者諸賢は私を許すべきである。
さて、今日は「書店」がテーマである。
いったい、現代日本においてはもう四半世紀以上にわたって出版不況が叫ばれており、みんな喉を枯らしてガラガラになった声で「出版が危ない」「書店がなくなる」と言っている。
しかしながら、そういうふうに言っている人たちが、ひとり出版社や独立系書店の増大、出版科学研究所の統計の外側で市場が膨らんでいることを知っているかというとはなはだアヤシイ。
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