見出し画像

水の中のつぼみ

こんばんは。

今日、noteがきっかけで知り合い、仲良くさせてもらっている人から、ある映画をおすすめされました!

それは「水の中のつぼみ」という映画。

時間も空いていたので、急遽、見てみることにしました。(AmazonPrimeで視聴可能でした!)

詳細を調べてみると、2007年のフランスの青春恋愛映画とのことでした。

ちなみに外国の映画はほとんど見たことがない、というか、見るのは初めてかもしれません。

あらすじ

15歳の少女マリーは親友アンヌを応援するためシンクロナイズドスイミングの大会にやってきて、上級生のチームでキャプテンの美少女フロリアーヌに憧れ恋心を抱く。フロリアーヌに近づきたい一心で彼女が通うスイミングスクールに入るマリー。男子にもてるフロリアーヌは男性関係も華やかで総てがマリーにとってまぶしい存在だった。しかしある日フロリアーヌはマリーに意外な秘密を打ち明けるのだった。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09HZJHG6J/ref=atv_dp_share_cu_r

タイトルの意味を考えてみる

今回は、映画のタイトルである「水の中のつぼみ」について、その意味を自分なりに考察してみようと思います。

水の中、と、つぼみ、の2つに分けて考えました。

水の中

→表面(周囲)からは真実が見えない、または周りから見えているものだけが真実であるとも限らない

つぼみ

→(あくまでも、「つぼみ」と表記されており、「花」とされていないところから)「人の心身の成熟過程」を意味している

のかなと思った。


総じて、

「水の中のつぼみ」とは

  • 心身の成熟過程や物事における真実は、周囲からは見えない/分かりづらいものである

  • また、周りに見えているものだけが、必ずしも真実とは限らない

  • 物事を捉える時には、個人の視点はもちろん、多角的な視点から考えることが大切だと思う

と私は考えました。


海外の映画あるあるなのか分からないのですが、いわゆるセックスと言われる性行為の場面や、接吻、肌の露出がこの映画には多い(着替えのシーンが多いのも理由のひとつかも?)ように、私は思いました。

場面によっては裸が映されることも…。(陰部はモザイクがかかっていましたが)

私にとっての性

今回、私にとって、「水の中のつぼみ」は、かなり刺激の強い作品でした。

というのも、私が、思春期と呼ばれる中学生くらいの頃、同級生のクラスメイトの多くが、性別関係なく、いわゆる下ネタ、と言いますか。

それに当たるような言葉を、何の恥ずかしげもなく、ポンポンと口にしているのを見聞きして、その場に居合わせなければならなかったことが、すごく恥ずかしかったというか、嫌な気持ちになっていたのを覚えています。(たぶん、自分自身では、そのような言葉や意味は知っていたけれど、口にするようなものではないと思っていた?)

挙句の果てには、同性のクラスメイトからは、私があまりにも下ネタの会話に参加しないから、「○○ちゃんどうせ意味知ってるんでしょ~言ってよ笑」と参加を強制される始末。

当時の私は、今みたいに嫌なことを嫌、とはっきり言えない性格だったので、本当にそのクラスメイトにしか聞こえないような小さな声で、その言葉を呟くように「△△…(恥)」と言うのが精いっぱいでした。

その後私はどうなったかというと、そのクラスメイトから「声ちっちゃい~それじゃあ全然聞こえないよ?笑」と一喝されましたとさ。笑

あの、下ネタの会話に強制参加させる、あなたの方に非があると私は思うのですが…。こっちは異性もいる前で、口にするのも躊躇われるくらいに恥ずかしいと思っているのに、どうしてあなたは嫌なことを、わざとさせるのでしょうかね?未だに理解できません。笑


そこから、性に関する知識とか言葉を、私自身が意図的に避けるようになったのか、自分の中で(触れてはいけないもの)と、タブー視するようになりました。月日が流れて21歳。成人を迎えてから、早1年が経ってしまいました。

昨今、「性の多様性」が叫ばれて久しいこの世の中。
自分の中でも、何となく性のことについて、本当は知っておきたいと思っているんだ、というのを自覚するようになりました。

例えば、インスタで性について発信されているアカウントをフォローしては知識を得たり、YouTubeではしきりにおすすめ欄が、「性に関する中高での出張講座の模様」が(例えば男子生徒が生理について学ぶなど…)の動画で多く埋め尽くされるようになったり。

今では性のことについても、昔の私よりは、寛容的になったんじゃないかなと思います。禁忌だとは思わなくなったことが、自分の中では一歩成長。

だから私は、このタイミングで「水の中のつぼみ」を見られてよかったな、と思うんです。


読んでくださってありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?