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【旅ログNY6】 古代から現代NYまでタイムトリップ

2018/10/3 NY5日目

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◉NY日記をについて
カフェで朝食を食べながらイラストを描いていたら、
店員さんが神の格好をした私のイラストをさして一言「WOW I like this:)」嬉しい。イラストは世界共通言語笑 しかし朝食の注文を間違い思っていたのの2倍の量が出てきました笑出てきてしまったものは仕方なーい!モリモリ食べて今日も1日 GOGO!

◉Metropolitan Museum of Art (DAY2)
今日も早速METヘ。徒歩圏内最高。昨日大目的の展示はじっくり見終えたので、今日は丸一日かけて全体をザクっとさらっていく日。ローマ、アジア、アラブ、中近東、の彫刻や出土品から、ヨーロッパ絵画や中世美術、近現代の作品、はたまた誰がどうやって弾くのかというような楽器コレクションまで、これでもかというくらい鑑賞。人間の文化と宗教の歴史をたどった「時空を超えた旅」をした気分だ。WEB検索ではなく、辞書を順番にパラパラとめくっている感じで、好みであるないに関わらず、やはりこの膨大な数ののコレクションを見ることでしか気づけないことも多くあるのだと実感した。時空の旅の気分には、椅子や階段の手すりまで各々の展示エリアのテイストをしっかり揃えてあり、ヨーロッパなら大理石、中国なら木製、エジプトは石など、美術館のディスプレイの演出も一躍買っている。そしてMET内にはルイ14世の部屋をはじめ数え切れないほどたくさんの部屋があり、そこに佇むだけでも、まさにどこでもドアとタイムマシンの旅。最初に空間を再現して一堂に介して展示すればいいと考えた人間はすごい・・・・。そして解説を聞きながら回ると、古代の人をめちゃくちゃ身近に感じるのだ笑 ローマの彫刻の棺は、男女の体までできていて、顔を掘るカスタマイズがされるという面白い仕組みになっていて、男性だけ掘られていて、女性の顔がほられてない未完のままになっており、何らかの理由で妻は一緒の墓に入らなかったのだろう、という解説にそんな昔のことがまるで世間話のように身近に感じるのが可笑しい。
絵画コレクションでは、貴重な絵画をこんなに多くの点数一度に見たのは人生初めてだというくらい多くの作品を見た。かつての宗教画から、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ドガ、ピカソまで・・・・。ゴッホは好きではなかったけれど、他の作品の風景画の中で彼の風景画はパッと目を引く禍々しさがあって、これを最初見た人々は驚いただろうな、という意味がわかったり、肖像画に興味はなかったけれど、たくさんの数を見ていくとドミニク・アングルの肖像画が自分は好きだなと思ったり。人はなぜ絵を描くのか、見るという行為は一体何なのか、デッサンしようと思うと世界がいつもと違って捉えられるように、絵画はある種の世界の捉え方の考察なのだと思う。これだけ多くの絵画を見ると変遷が読み取れて、面白い。人間はずっと模索をし続けている。帰ったら美術史を学びたいと思った。

METを回ることは、人間の文化と歴史の変遷を辿ること。人間って本当に面白い。人はなぜ絵を描き、彫刻を作り、音楽を奏でるのか。なぜ神という概念が生まれ、宗教が生まれ、身分の差が生まれ、政治が生まれ、今日に至るのか。芸術の守護神であるシヴァ神の彫刻を見ながら(ちなみに無知な小人を踏みつけている)この世の知を得るには人生が短すぎて、輪廻転成して何度も人間をやってみたいと思ってしまった。

◉道端で国際交流
中国人の女性に駅への道を聞かれて、片言で説明していたけれど、同じ駅へ向かうので一緒に向かった。中国人と日本人が英語で話すというのが少し面白いなと思った。

◉アメリカンな甘〜いパンケーキ
美味しいと噂のお店にブルーベリーパンケーキを食べに。どでかい!どかーん!フワッフワでとても美味しかったのだけれど、ハーフサイズを聞くべきでした。。。。舐めていた・・・・。一人でホールケーキサイズを平らげ、今日はよく食べる日。丸くなって帰らないか心配笑

◉The New Museum of Contemporary Art
METから一転、竹川 潤一さんから是非と教えていただいたNEW MUSEUMへ!ロウアー・イースト・サイドにある、現代美術専門の美術館。木曜夜は、ドネーション制となっているので地元の10代20代と思われる人たちがたくさん詰めかけていた。
企画展はSarah Lucus、イギリスのバッドガールとして知られるYBAのひとり。ジェンダーやセックスをテーマとした作品が多く、身近ものでそれを連想させる。2018年のポートレート作品もありCOOL!METから一転、現代へタイムトリップした感覚。うつぶせの裸の男性に生卵をかけてその後自慰をはじめる様子を撮影した映像や、ゴキブリの脳みそをコントロールして動かしその軌跡が血管の中を行き来して足から血がふく映像を、寝転がったり地べたに座って鑑賞する、NYのバッドボーイバッドガールたち。なかなか攻めてる刺激的な展示で、鑑賞している、黄色い髪でおしゃれな服の男の子、その彼女らしき露出度の高いアジアン、タトゥーに鼻ピアスの女の子、など明らかにMETと違う客層も含め面白かった。METで古代からの旅をした直後に、現代美術を見るのもまた一興。
1日の最後にまた、人間って面白くて可笑しな生き物だな、と思ったのであった。

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