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TikTokでバズったアイドルソング事例を集めたら、3つの共通点が見えてきた🎤🎀


こんにちは!モダンエイジのるーです。


昨今、Adoさんの「うっせぇわ」や優里さんの「ドライフラワー」などに代表されるように、TikTokを起点として世間的な大流行を生み出す楽曲が増えていますね。

ことアイドルにおいても、TikTokでのバズがきっかけとなって若年層を中心にブームが生まれています。


そこで今回はアイドル好きの私が、TikTokで人気になった"女性アイドルソング"の事例をご紹介&流行した理由を分析🎤

事例をもとに3つの共通点が見えてきました👀



TikTokで流行したアイドルソング4選


「すきっ!」 超ときめき♡宣伝部

まずは、「すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!すき!」と、とにかく「すき」を連呼する歌詞がインパクト大のこちらの楽曲。
なんと1曲の中に「すき」という歌詞が計114回登場します。愛が深い…

また、真似しやすいTikTok用の振り付けも人気の理由の一つ

こちらは2018年に発売された楽曲ですが、2021年9月に韓国のTikTok週間楽曲チャートでも1位を獲得するなど、爆発的なヒットとなりました。


もともと上記のユーザー発信の倍速音源を活用した動画がバズったことを踏まえ、本人たちもダンス動画やライブ動画などを次々に公開。
同楽曲を使用したコンテンツを大量に投稿していき、話題を作り続けたことが結果に繋がったと考えられます。



「仮契約のシンデレラ」 私立恵比寿中学


「12時の前にもっともっと踊らなきゃ」「私だけ見て!お願いおーじ様!」という、王子様に対して強くアピールするシンデレラの想いが印象的な歌詞の楽曲。

こちらは2013年にリリースされた楽曲ですが、昨年ユーザーが発信した倍速音源とダンスが人気となり、アイドル本人側が真似する形で動画を投稿していったことで人気になりました。


また、男性アイドルや二次元コンテンツが好きなユーザーによって、推しの動画やグッズを撮影した投稿の音源に使用されるケースも多く見られていました。




「恋愛決壊警報」 君に、胸キュン。

君に、胸キュン。というグループ名には聞き覚えがなくても、「やっぱりダメ やっぱりダメ そっと言いたい」「こんなにもハマってるなんてぞっとしちゃうね」と、好きすぎて臆病になってしまう気持ちを述べた歌詞をTikTokで聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?


元々は、メンバーが「バズれ!!」と上記の音源を投稿。
それがじわじわ広がっていき、景井ひなさん・なえなのさんなどのインフルエンサーに使用してもらえたことで、一躍人気の楽曲となりました

(ちなみに投稿した本人は既に卒業してしまっています)



「しゅきぴ」 =LOVE(イコールラブ)

最後は「しゅきぴ」をご紹介!
「しゅきぴ」とは「好きぴ」、つまり「好きな人」を表す造語です。

好きな人に向けた溢れる愛を「しゅきぴ!しゅきぴ!しゅきしゅきしゅきぴ!」というキャッチーなフレーズに乗せて届ける歌詞と、TikTokで真似しやすい簡単な振り付けのダンスが人気になりました。

こちらは本来の歌を倍速にした音源を、アイドル公式側からユーザー向けに提供しているものとなっています。
(ちなみに歌詞はプロデューサーの指原莉乃さんが書いています!さっしー天才!)


また、インフルエンサーに楽曲を使用したPR投稿を実施してもらうことで、人気に拍車をかけました。




アイドルソングのバズを生み出す3つのポイント


上記の事例を踏まえ、TikTokでアイドルソングがバズるには何がカギになっているのかを探ってみます🔎


①TikTok用の倍速音源の使用

上記4つの事例では、倍速音源を使用していることが共通していました。

TikTok公式からもテンポの速い曲の方が人気だという調査結果が発表されています。

「TikTokではテンポの速い曲の人気が高いためか、広告においてBPM120以上の曲を活用することで、BPM120以下の楽曲に比べると3秒再生率、10秒再生率、再生完了率のいずれも高くなることが確認されました。3秒再生率に至っては30%を超えています。」

そのため、可能であれば公式側から倍速音源を提供することで人気になりやすくなるのではないかと考えられます。


真似したくなるダンス

TikTokは「楽曲+それに付随するコンテンツ」がセットで流行しやすいプラットフォームです。

ダンスに限らず、皆さんのタイムラインでも「ペットの可愛いところまとめ」「子どもの頃とのビフォーアフター比較」など、同じような内容の動画が同じ音源で流れてくることが多々あるかと思います。

そのため、流行を生み出すにはユーザーが真似したくなるコンテンツを付随させることを意識すると良いです。


アイドルの場合は上記の事例にも共通しているように、武器の一つであるビジュアル面での可愛さを引き立たせながらも真似して踊りやすいTikTok用の振り付け動画を公開するのが王道ですね。


Z世代の"ヲタク心"を掴む歌詞

上記でご紹介した楽曲はどれも「好きな人への愛」をキャッチーに伝える歌詞となっていました。

同楽曲を使用した動画一覧では、ダンスを真似した投稿のほか、ヲタク女子たちがグッズや推しの画像を用いながら推しへの愛を伝えるコンテンツに楽曲を活用しているUGCが数多く掲載されています。


また最近では、Z世代の75.5%の人が何かしらのヲタクであるといった調査結果も発表されており、「推しグラス」「推しゴーグル」など様々な「推しグッズ」がトレンドになっています。


これらを踏まえると、バズを生み出したアイドルソングは推しへの愛を表現したい「Z世代の"ヲタク心"を掴んでいた」ことが鍵になっていたと考えられます。

そのため、ヲタ活をしているユーザーのインサイトを汲み取った楽曲制作も、人気に繋げやすくなる方法の一つとして挙げられるのではないでしょうか。



まとめ


今回はTikTokで人気になったアイドルソング事例のご紹介&流行した理由を分析してみました📝

今回は女性アイドルにフォーカスしてお伝えしましたが、他のアーティストや男性グループにも応用可能な部分はあるかと思います。

また、過去の楽曲が再び日の目を浴びるケースも見られるため、新シングルの発売等に必ずしも合わせる必要はないかと考えられます。


TikTokで楽曲を流行らせたい!という方は、下記の点を意識して投稿してみてはいかがでしょうか。

①TikTok用の倍速音源の使用
真似したくなるダンス
Z世代の"ヲタク心"を掴む歌詞


ここまで読んでいただきありがとうございました!
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