俺は死んでいくのか

俺は死んでいくのか

健康診断の結果を見て、俺は沈鬱な気分になっていた。生きたくなんかない。そう思うほど辛い日々が続いた。人は裏切るし、社会に居場所はなかった。俺の心は常に引き裂かれるような働きで苦しめられていたし、あるいは自分で自分を引き裂こうとしていたのかもしれない。長い間そうだった。

しかし俺は実際、苦しみの結果が体に出始めたのを見て、素直にやっと楽になれる、とは思えなかった。俺は何のために生きてきたのだろう?いろんなことがしたかったが、もう…いや。それは悲観しすぎなのだ。俺は、軽度の体の障害を数字でもって確認しただけで、おれは、俺は、いやいい。俺はバカで、飲めない酒を飲み精神の苦しみを体の苦しみに変えようとしたし、実際にした、それに危ない薬を幻聴にそそのかされて大量に飲んだこともある。それが数字に出ただけのことだ。

今すぐ死ぬわけじゃない。体の悪い奴なんか山ほどいる。俺は…完全な健康体で、完全な精神病の頭で、障碍者手帳ぶら下げて生きるという皮肉に耐えられなかったんだ。完全に壊れた頭、いや、直せない、ほぼ確実90%なんか優に超えて直せないとわかっている頭を抱えて、完全に健康な体をもてあますという、趣味の悪い、質の悪い冗談のような悪意に満ちた天の采配に、耐えられなかったんだ。だから、壊した。壊そうとした。俺は実際少しづつ、少しだけ、壊れた。壊れてきた。

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