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マドンナとの同居生活は大変です 3話

2人でスーパーへ向かうこと数十分


○○:そういやお前好きな食べ物ってなんなんだよ?


賀喜:ん〜?なんだろ?
けどアクアパッツァとか好きだよ?


お前そんなもん食ったことねぇだろ…


○○:…他は?


賀喜:ありきたりだけどハンバーグとかかなぁ?


やっぱ庶民的なもん食ってんじゃねぇかよ。


○○:なら今日はハンバーグに…


賀喜:でも今はお魚の気分なんだよねぇ。


○○:うるせぇ。


賀喜:ちなみに塩焼きが食べたいなぁ。
あとお刺身とか?


○○:お前わがままだな…


賀喜:別に食べたいもの言ってるだけだもん。


○○:そうかい…


無事スーパーまでたどり着き鮮魚コーナーへ向かう。


賀喜:○○君見て!
まだ沢山種類残ってるよ!


○○:なら半額になってるやつを…


賀喜:ダメ!
こっちの方が美味しそうだから!


○○:それ高ぇじゃん。


賀喜:けど初めて2人での食事なんだよ?
ならやっぱりパッといかないと!


○○:お前誰が金出すと思ってんだよ…


賀喜:もちろん私もちょっとは出すよ?


○○:ほんとかよ…


賀喜:○○君は私の事なんだと思ってるの?


○○:鬱陶しいやつ。


賀喜:へぇ?そんな風に思ってるんだ?


賀喜はどこかいたずらっ子の様に口角を上げる。


…こいつまさか…


賀喜:なら学校の皆に○○君から私は…


○○:…やめろ。


賀喜:ん?


○○:俺が悪かったから辞めろ。


賀喜:何が悪かったの?


○○:お前は良い奴だよ…


賀喜:うんうん。良い奴ねぇ?


○○:なんだよ…?


賀喜:○○君は私の事そう思ってくれてるんだねぇ?


こいつほんとめんどくせぇな…


○○:…さっさと買い物終わらせるぞ。


賀喜:あぁ!ちょっと待ってよ〜!


〜〜


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それからある程度必要な物をカゴに入れ


○○:こんなもんでいいか。


賀喜:そだね。
とりあえずこれだけあればしばらくは大丈夫そうだね。


○○:そんじゃ会計行くぞ。


賀喜:おぉ!


と2人はレジへ向かう。


店員:以上で6500円になります。


どこの高校生がスーパーでそんな買い物すんだよ…


○○:なら7000円で。


店員:では500円のお釣りになります。


○○:ありがとうございます。


○○は店員からお釣りを受け取り


○○:おんも…


パンパンに詰まった2つのレジ袋を抱える。


賀喜:大丈夫?1つ持とうか?


○○:お前に持てんの?


賀喜:わかんないけどとりあえず1回貸してよ?


○○:ほい。


○○は賀喜に1つ渡すと


賀喜:うおっ…これ無理だ…


やっぱ無理なのかよ…


○○:だから言ったろ。
ほれ。はよ貸せ。


賀喜:ごめん…


そして2人はスーパーを出ると帰路へ着く。


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それから無事家までたどり着き


○○:やっと着いた…


賀喜:お疲れ様!


○○:マジで腕もげるかと思った…


賀喜:よくあんな重たいもの2つも持てるよね?


○○:嫌でも持たねぇといけねぇだろ。


賀喜:まぁそれもそうだけどさ?


○○:とりあえずさっさと飯作るからお前は部屋でも行っとけ。


賀喜:なら私も作るの手伝う!


○○:別に俺1人で…


賀喜:せっかく持ってもらったんだからそれぐらいさせてよ?


○○:…分かったよ。
ならまず野菜から切ってくれ。


賀喜:ほ〜い!


そういい賀喜は手を洗うと今買ってきた袋からいくつかの野菜を取り出し包丁を握る。





○○:おい。ちょっと待て?


賀喜:ん?


○○:お前包丁握ったことあるか…?


何故か逆手で包丁を握る賀喜。


賀喜:もっ…もちろん…!


こいつもしかして…


○○:お前その前に料理した事あんのか…?


賀喜:そっ…そりゃ…もちろん…!


この反応絶対ねぇな…


○○:やっぱ俺1人で作るからいいわ…


賀喜:えぇ…なんでよぉ…


○○:流石に怖いんだよ…


賀喜:怖いってなにが?


○○:怪我とかされてもめんどくせぇし…


賀喜:大丈夫だって!


○○:いいからお前はどっか行っとけ。


すると


賀喜:…


○○:なんだよ…


黙ったまま包丁を握り○○を見つめる賀喜。


賀喜:なにか私にもやらせてよ。


○○:だってお前にできることねぇもん…


賀喜:…


頼むからまず包丁置いてくれ…


○○:なら何か出来ることがあれば呼ぶから向こう言っといくれ…


賀喜:分かった。


賀喜は少し渋りながらもリビングに置かれたソファへ向かう。


○○:あいつほんとめんどくせぇな…


○○がそう呟くと


賀喜:ん?なんて?
今めんどくさいって言った?


真顔のまま戻ってくる賀喜。


○○:…なんも言ってねぇよ。


賀喜:ならいいけど。


あいつ今日情緒不安定過ぎんだろ…


○○はどこか賀喜に怯えながらも晩ご飯の支度を始める。


To Be Continued

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