副業でもアパレルブランドが立ち上げられる方法(前編)

私は、平日昼間は一般アパレルの会社員をやりながら、個人でアパレルブランドを立ち上げました。

昨年は原宿で展示会を行い、先日はパリで自分のブランドの洋服をモデルさんにお願いし撮影し、事業を継続させています。

どのようにして、副業からアパレルブランドを立ち上げたのか、紹介していこうと思います!

行ったことを順序立てて、説明していきます。


1.アパレルを立ち上げてやりたいことを紙に書く

まず、ゴールを設定するところから始めましょう。
あなたがやりたいことがアパレルブランドを立ち上げることだとしても、終着点にしたい目標は人それぞれです。
パリコレクションのファッションショーに出したいという人もいれば、minneでハンドメイド作品を出店したいという人もいます。
1年後、3年後、5年後、10年後の目標を紙に書いてみましょう。
やっているうちに変わっていくのは自然なことです。
でも、現在の夢を、「やれること」ではなく、どれだけ現実離れしていても「やりたいこと、実現したいこと」を壁を見ずに書いてください。

2.個人事業の開業届を提出する

アパレルで1円でもお金を得る事業を始めるならば、個人事業主になる必要があります。メルカリなどでは、特に必要とされていませんが、自分のサイトを立ち上げ、自分の商品を売るのであれば、青色申告書を提出する必要があります。
こちらはそれほど難しい手続きではありませんので、やると決めたらすぐに行いましょう。

手順としては、
①開業届申請書や必要に応じて青色申告承認申請書を記入する
②税務署窓口、もしくは郵送、e-taxにて申請する

↓下記の国税庁のサイトで申請書などをDLできます。

(任意)古物商許可証を申請する

もしあなたが、リメイクやヴィンテージ商品を売りたいのであれば、古物商許可証を取得する必要があります。

こちらは開業届とは違うのは、19,000円の手数料が必要なのと、
略歴書や住民票の写しが必要になります。
また、申請するにも直接警察署へ行く必要があります。
略歴書は本籍で取り寄せる必要があるため、前もって行うことが重要です。
また申請してからも、最短で40日以上受け取るするのに時間がかかるので、早めに準備しましょう。

(任意)展示会の時期を調べる

デザインフェスタなど、大きな展示会に出店したいのであれば、事前にチェックしておきましょう。
事前にスケジュールが分かっていれば、それに合わせて、ブランドのものづくりを進めることが出来ます。


(任意)補助金等の情報をチェックする

各地域などに事業内容によって、補助金を受けられる可能性があります。
私は「小規模持続化給付金」に応募し、採択をしてもらうことが出来ました。
その給付金のおかげで、ブランドの作成費や、展示会費用の3分の2〜半額くらいの事業金を受け取ることが出来ました。

特に地方でもの作りをしたり、エシカルなものづくりやITの技術を使ったものづくりをする予定がある方は該当するものがある場合があるので、「使えるものは使う!」という意気込みで探してみてください。


3.ブランドのコンセプト、ターゲット、カテゴリ等を決める


ブランドのコンセプトを決める

特に決まってないという方は、自分の過去や経験、好きだったことやコンプレックスを全て紙に書き出してみることをおすすめします。

マインドマップは、枝分かれして脳内を整理していく方法です。

ターゲットを決める

ターゲットを決めるには、あなたの商品を買いたいと思う、一人を思い浮かべてください。

例えば、サーフ系のアパレルブランドを立ち上げたいのであれば
性別:男性
年齢:40代
家族:奥さん、娘、3人家族
職業:公務員
住まい:湘南付近
休日:朝からサーフィンをする
他に好きなもの:ビール、スニーカー、山遊び、自転車

そんな感じで、身近な人や、インスタグラムなどで私生活などをリサーチをして「たった一人」に焦点を当てましょう。

その一人を作ることで、その人は
「いつ買い物をするのか」
「どこで買い物をするのか」
「どのくらいの予算があるのか」
など、購入してもらうのに必要な情報を推測することが出来ます。

カテゴリを決める

コンセプトやターゲットが決まってきたところで、どんなカテゴリの商品を作るのか決めていきましょう。

最近はカテゴリを絞り込んで、ターゲットを狙い定めて売っていくというBtoBのビジネスも多いです。
例えば、農業に特化した作業着だけのアパレルや釣りに特化した釣り用の衣料品など、ニッチな層に届けるため、カテゴリを絞り込んで売るというのは今の時代に適しているやり方のように思われます。

差別化するためにも、コアな商品は何にして誰に届けたいのかを、ちゃんと決めておくことが事業を盛り上げるために必要な要素です。

まずは土台を固めてからアパレルブランドを立ち上げよう!

しっかり軸を考えてから事業を始めることで、周りに流されず、芯のあるブランドに成長させることが出来ます。
慌てず、長期的に考えて、しっかりとしたブランド作りをしていきましょう!

後半は、具体的にアパレルのデザインや、ECサイトの運営方法などについて解説していきます!


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