肛門から人を信じるという感情を舐め取られた。

はじめに

なんだか嫌な気分になってきたので書いてみます(嫌な気分で書く話だってことはまず知っといてください)。この話はよく思い出す割にきちんとまとめたことがなかったのでいい機会だと思って書きます。
かなりセンシティブな話なので注意してください。特に性的な話が苦手な方はご注意ください。

少年の日の思い出

僕は日々嫌なことばっかり考えて生きているのですが、その中でも特に考える頻度の高い嫌なこと(嫌な体験?)を紹介します。
話は僕が小学生の頃に遡ります。
当時、僕は親の勧めでとあるキリスト教系の青年団体に参加していました(これだけでわかる人はわかるかもしれませんが、一応伏せます)。
その団体は年に数回、キャンプやスキーなどのイベントを開催しており、僕も何度となくそれらのイベントに参加しました。参加する子供たちはいくつかの班に分けられ、それぞれに大学生(だけではないかも)のボランティアがついて活動を行なっていくという形式でした。活動の内容はいわゆる小学生の野外活動といった感じで、飯盒炊爨でカレーライスを作ったり、川遊びをしたりなど至って普通でした。
今となっては見る影もないですが、当時の僕はかなりアクティブな子供でした。誕生日が4月というのもあってか、周りと比べて体の発達が早かったのかもしれません(これって幼少期は特に大きいですよね。それこそ東大生の誕生日って有意に偏っていそうです。誰か調べて)。そんなわけで当時の僕はキャンプやスキーなどを大いに楽しんでいました。
そんな宿泊イベントにも慣れてきた、小学校中学年くらいの頃のことです。僕は毎年恒例である夏のキャンプに参加していました。先ほど述べたようにそれぞれの班に大学生ボランティアがつき、文字通り期間中は寝食を共にするわけです。その時僕の班についたボランティアの人(仮にAさんとしておきます)は、おそらく大学生の男性で、ボランティアの中でもかなり中心的な役割を担っているらしい人でした。Aさんは非常に親しみやすい感じの人で、活動中はいつも子供たちに囲まれていたような記憶があります。

正直タイトルと書き方から皆さん勘づいていたとは思いますが、おそらく正解です。そうです。襲われました。Aさんに。キャンプ1日目の、夜。
襲われるというのはいわゆる性的な意味の表現のアレです。はじめに結構注意書きしておいたのでよかろうと思って書きますが、触って、舐められました。主に尻と股間を。あの感覚は忘れられません。今考えればがっつり性犯罪です。現行犯です。アウト中のアウトです。が、小学生の僕にそんな判断ができるはずもなく、ただ自分より体格の大きな大学生にされるがままでした(一応抵抗したような覚えはありますが、それよりも困惑の方が強くて、大して何もできなかった覚えがあります)。
もうこの時点で結構嫌なことなのですが、まだまだ続きます。

翌朝

そんな衝撃的な体験をした次の朝です。なんだかよくわからない悪夢をみたような気分でまたキャンプ場内の集合場所に行くと、当然ですがボランティアの人たちや子供たちに混じってAさんがいました。そして何事もなかったかのような顔で自分と同年代の子供たちとじゃれあって遊んでいるのです!(ここが、いわばこの体験のキモです)人間の二面性というやつですね。いや、誰しもそういう多面的な部分はあると思うのですが、裏面がめちゃくちゃ犯罪者というのは話が別です。小学生という、人間の人格形成にとって大変重要な時期にそんな経験をしたもんですから、それ以来僕はあらゆる人に対して心からの信頼を置くことができなくなってしまいました。常に「この人はいい人そうに見えるけど、なにか裏があるかもしれないから距離を置こう」と考える癖がついてしまいました。(それが今の僕がぼっちである原因かもしれませんね!泣)
ちなみに、2日目の夜にもAさんは僕の元にやってきました。しかし幼いながらにもなんとなく「これは良くないやつだ」と察した僕少年は必死の抵抗により撃退。キャンプは2泊3日だったためそのまま3日目を迎え無事(?)帰宅しました。めでたくない。結局この話は親にも話せず(今も。今も!)、僕とAさんのみが知ることとなったのでした。めでたくない。

マジのガチの脱線

最近何かと話題の某アイドル事務所にも似たような話がありますね。一つ確かなこととして僕が言えるのは、「加害者が明らかに上の立場の人間の場合、被害者が声を上げるのってかなりむずい!」ということです。いやこれマジで。今考えたら即他の大人に知らせて警察案件なんですけど、なかなかそうもいかないものです。いやはや。これが児童に対する性犯罪の最悪なところです。まあこんなことみんな知ってますよね。脱線でした。まる。To be continued. ぴりおど。

そんで今なわけよ

そんなわけで、バチバチの犯罪によって僕の人格はこの通りよくない感じになってしまいました。今の僕にも結構その爪痕は残っていて、僕に向かって好意的な感情で近づいてくる人(特に男性)が苦手になってしまいました。まあそうすると仲のいい人間は必然的に減っていきますよね。悲しい。また、逆に僕から「この人と仲良くしたい!」って思ったとしても、同時に「この人、今はよく接してくれてるけど実際僕のこと嫌いかもな〜」とか思っちゃって仲良くできないんですよね。
この話の難しいところって、経験が幼少期すぎるせいでこういう思考がもう僕の奥の方まで染み込んじゃってるってことです。無理なんですよね。「私はそんなこと考えてない。君と誠実に接すると約束する。」とか言われても無理なもんは無理というか、その言葉自体が信じられないというか。もう言葉とか行動とか、人間から発される全てにフィルターがかかっている状態なんですよ。「ほんとは嘘かもな」っていう。これって多分年単位でカウンセリングとかに通ったりしないと治らないやつですよね。誰かそういうのに詳しい人がいれば教えてください。
一番きつかったのは家族との関係ですね。親が自分を養ってくれてる、という事実にも前述のフィルターがかかるわけですからね。そんなこと起こらないって分かってはいても、「明日もご飯を食べさせてもらえるようになんとか上手くやらなきゃいけない」というプレッシャーが常につきまとってきてしんどかったです。反抗期とかもほぼなかったですしね(今は結構そういう人増えてるとも聞きますが)。
実際僕の両親はめちゃくちゃいい人たちだと思いますし、めちゃくちゃ恵まれた家庭環境ではあったと思ってます。結果こうして日本の最高学府で学べているわけですし。感謝感謝。

終わりに

あんまり冗長になっても良くないと思うし、できればこの嫌な気分のまま書き切りたいと思うのでここらでやめにします。結局何が一番嫌って、この経験が鮮烈すぎるせいで僕の人間的な欠点を全部ここに帰そうとする癖がついちゃってることですね。正直僕の自意識はこんな経験一つのせいにできないほど複雑な階層構造に絡まっちゃっているのです。つまるところ全部オレ自身のせいってか。ハハ。だり〜。生きるの。
かといって能動的に死ぬほどの元気はないので、明日も消極的に生きて、受動的に死のうと思います。
ここまでの話は全部嘘でした。
って言ったらどうする。
どうもしないか。
バーカ。歯磨いて寝ろ。

マジのガチの終わりに

この話に出てくる団体とか個人とかを詮索するのはやめてね。ダルいので。
あとマジで良いカウンセリングとか知ってる人いたら教えてください。これはほんと。今度こそ終わり。

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