「母性」を観て読んだ。

 noteでは初めまして。

 藤樫かすみ(とがし かすみ)と申します。

 普段はカクヨム様で小説を投稿させて頂いています。え?何を書くんですか?メインは百合です。NLもちょくちょく。あ、3Lいける口なんで、基本なんでも🙆‍♀️です。

 私を知ってもらう為に少し雑談。
最近あった嬉しかったことは、新しいワイヤレスイヤホンを変えたこと。悲しかったことは、noteでの記事を支払い方法がないせいで買えなかったことです。


 余談は、ここまでにして……。
 今回は「母性」の原作と映画についての感想を書いていきたいと思います。以下、ネタバレ注意なので、お気をつけください。





<原作の母性>
 湊かなえさんに「これをかけたら作家を辞めてもいい」と言わせた1作。私は湊かなえさんの本を、「母性」で初めて読みました。読んでまず思ったこと。文章がとても固いんです。それは、私が普段Web小説しか書き読みしていないからなのですが、文章が国語の教科書みたいなんですよね。それでいてまた、繊細に、より濃密に登場人物たちの感情を描いている。それが、最初に受けた印象でした。そうして、普段から物書きをしている私からすると、「自分はなんて浅い文章しか書けないんだ」と頭を抱えるほど、やっぱりプロの文章って凄い👏

 そうして内容ですが、同じ出来後を母と娘視点から読者に読ませていき、娘の死についての謎を紐解いていく……。というお話でしたが、やはり同じものを見せた時、違うものを見る登場人物の違いは面白いですね。映画でも衝撃的なあの首絞めシーン。母親と娘では見えてるものが違うんですね。しかも実際に違うのではなくて、どちらかが脳の錯覚をしているんですね。それが面白い。

 山崩れの事件以来、親子の関係はもう破滅していたんじゃないかと思います。もっと言えば、あの時、娘ではなく母を助けようとした時点でルミ子は母親失格なのです。映画でも言っていましたが、「子どもなんていくらでも産めばいいじゃない(うろ覚え)」なんてセリフが出てきてる時点で、清佳(漢字あってますか)を産んだ、清佳が大事、じゃないんですよね。お母さんに言われたから産んだ。お母さんが言うからかわいい。お母さんと自分の考えが違うことなんてあってはいけないのだから。清佳のことなんて腐るほど考えていないんですね。、と
私は思いました。

 最後、清佳は妊娠し新たに自分の道を歩んでいきますが、私は清佳は同じ過ちは踏まない、と思います。清佳なら、きっと清佳なりの愛情を子供に与えられると思います。けして、ハッピーエンドでは無いですが、明るいラストかと思います。

(感想も浅いな……)

<映画の母性>
 私は正直、原作を読んでいって後悔しました。なんというか、原作との答え合わせ、みたいな見方しかできなかったんです。桜の話(妊娠から流産まで)を出さなかったのもなるほど……とか思ったりしたので、多分、映画は映画単体で面白かったはずです。なんと言ってもわかりやすい。原作は別にルミ子の狂気性を売り出している訳では無いので、映画も控えめでしたが、それでも目線、態度、言葉から、つまりは演技でルミ子の狂気性が分かりやすく清佳の視点から描かれていたと思います。もし、「母と娘の意見の違い」ではなく「ルミ子視点」として映画を作っていたら、最高にサイコパスな女の映画に化けたと思います。でも、あれぐらいが丁度いいよね……☺️


 中村ゆりさんが大好きなので、中村ゆりさんが不倫相手とか……と思って湧き上がりました。中村ゆりさんを見よう……みんなで……。
それでは👋*˙︶˙*)ノ"

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