検証不可能な話。

スピ系がよく『死んだらこの世界の真実が全てわかる。我々は生まれてくる時、前世の記憶や真理真実を全て忘れて生まれてくる。つまり記憶喪失の状態で生まれてくる』と言うけど、これが真実だとして僕は全く無意味なことだと思う。こういった話題そのものが無意味だ。


なぜなら死んだ人でもう一度生き返ってあの世の真実を話す人を見たことないから。

少なくとも僕の直接の知り合いでは誰一人居ない。

要するに、だれも見てない誰も聞いていない誰一人居ない世界があるとして、そこで一本の大木が倒れたとする。

しかし、その大木の倒れる音を聞いた人はいない。誰も聞いたことがないのにこの大木は倒れる時こんな音がした、めりめりメリ〜、ドスーン‼️と、こんな様子だった。

と、そんな事言われても誰がそれを信じることができるのか?

単なる妄想ではないのか?

『死んだら全てわかる』と言うが、死んだ後真実が分かったとしても、その真実をこの世に生きている人に伝えることができない。
一切できないわけだ。

伝達手段が全くないわけだ。


つまりそんな真実は存在しないと同じだ。要するに無意味なことだと思う。


では、なぜスピリチャル関係の人間が口を揃えてそう言うのか?

なぜ無意味な事を広めるのか?

僕はそれが不可知論であって検証できない説だからだと思う。

その問題は、誰も証明できないしエビデンスもない。我々生きている人類の手の届かない場所にある。

だから、ある意味安全で守られているとも考えられる。要するに何とでも言えるのだ。何を言っても自由なのだ。

神や天使の存在、天国や地獄の様子。
全て同じ事だ。


彼らスピ系霊能者はこのような話を高次元存在から聞いたと言うだけだ。

それに対して『それは嘘だ、インチキだ』と批判したとしても何にもならない。

こちら側も何一つ証拠を出せないからだ。スピ系の話もエビデンスが存在しないのだが、それを批判する側も相手を叩くエビデンスを出せない。

双方でただ言い合ってるだけの状態。

😛😛

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確かにこの世界には嘘が多いのだが、その中でも最も極端な嘘がこういった死後の世界であったり神や天使や天国地獄の世界、つまり宗教の世界だと思う。


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また、同様の意味で歴史も怪しい。
歴史もその当時の支配者が作ったものでインチキだと言う説がある。確かに支配者が都合のいいように歴史を改竄し書き換えてきたのだと思う。その可能性は高い。

でも、実際に残っている遺物や古文書などを調査するうちに本当の歴史が分かってくるだろう。

いくら過去の支配者が改竄したとしても、リアルな物的証拠がどんどん出てくる。それらを検証してるうちに一本の線に繋がっていくだろう。


歴史に関しては、そういった具体的手掛かりが存在しているので少なくとも上記の死後の世界の話とは次元が違うだろう。

そのように考えている。

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僕自身のスタンスとして今は無神論者の立場をとってるけど、懐疑論者や無神論者というよりむしろ現実主義者だと思ってる。
単に自説に拘ってるだけとは思ってない。

現実主義者だから、自分が実際に何かを経験して、辻褄の合う説を思いついたらすぐにそちらの方向へ方向転換出来る。
その自信はある。

また、なぜ現実主義になったかというとやはりこの世界はあまりにも嘘や詐欺が多いからだ。

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