私は私のために綺麗になるのよ
ダイエットをはじめた。
理由は、容姿に言及されたこと。
言われた言葉よりも、自分が何も言い返せないのがなにより悔しかった。「誰になにを言われようと、私はいいと思ってる」。そう言えないのが悔しかった。だって私も私の容姿が好きじゃなかったから。
悔しくて悔しくて、綺麗になるためにダイエットを決意した。ただ痩せるんじゃなくて、自分が好きな容姿でいたい。もうこんな思いしたくない。
誰になんと言われようと、自分が自分の体を好きでいたい。そう決意した。
綺麗になるモチベでダイエットをするのは初めて。
今までは、心が傷ついたときに自分なんかが生きるために食べ物をとるのがバカバカしくなって食べなくなったダイエットだった。そういうダイエットはだいたい減ってほしくないところから減っていく。顔、首周り、胸。やつれている見た目になるので、周りに止められて食べているうちに元気になってやめるのだけど、体が弱っていくのがとにかく快感だった。ある意味、自傷行為だったと思う。
でも今回は違う。
確かに傷ついたけど、相手の気持ちよりもなにも言い返せない自分が1番嫌だったから、今回のダイエットは、自分が好きな姿になるのが1番の目標。
それに、年齢を重ねてくるとこれからのことを考える機会も増える。老いたとき自分で身動きが取れないのはうれしくないから、生きている間はできるだけ動ける身体でいたい。そのためには筋肉が必要。万年文化部で、運動習慣のない私は本当に筋肉がない。筋肉つけなきゃな〜そう思い続けて多分1年以上は経ってしまってた。
やりたいことが多すぎて、優先順位があまり高くなくて後回しにしてきたけど、自分に自信を持つためも両立してみようと決意した。
きっと自分で好きだと思えるのは、「程よく筋肉がついていて、健康的な身体」特にずっと幼児体型がコンプレックスだから、お腹周りや足をすっきりさせたい。
毎日プロテインを飲んで、隙間時間でできる筋トレをする。仕事の間は食べないと頭の回転が悪くなる気がするので、食事に気をつけるのは夜ごはんだけ。プロテインを飲んでから食べるようにしたら、自然と少ない量でも満足できるようになった。
時間は有限だから、やりたいことを犠牲にしてまでダイエットするつもりはない。だって「自分のためなのに、自分のやりたいこと取り上げてどうするの?」って思う。そういう点でも少ない運動や日常生活で効率的に筋肉がつくプロテインは偉大。こんな方法があるなんて、今まで知らなかった。
取り組むうちに、他人はどうでもいいやと思う気持ちがどんどん強くなった。誰かに評価してもらうためにあるものじゃない。私の身体だもの。
私は私に、満足していたい。だから、私は私のために、綺麗になるのよ。
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