たまには個性無き被写体としてのだらだらとした呟き

私の趣味はコスプレです。ごくごく稀にポートレートのモデルにしていただいてるのでポートレートも趣味です。

見た目が美しいわけでも可愛いわけでもありませんが化粧の力、加工の力、衣装の力、皆様のお力で1年3ヶ月くらいばちばちに初心者被写体として生きています。

私は元々自分の見た目が大嫌いでした。

顔面があまりにも非対称、重い奥二重、肌が汚い、とか。

何より顎変形症に悩まされてました。文字通り顎が変形しているすなわちずれてる！矯正治療してますがとても被写体向きではありません。

化粧もそんなにしたことがありませんでした。アイプチくらいはしてたけど。

どうして被写体的活動をしてるんだろう？と冷静に考えると分からなくなりますが、美しくなりたいという気持ちが張り切った時から始まったんじゃないかなあと今は思います。

きっかけは、元彼に振られやけくそになり16万円の最推しキャラクターのオーダーメイド衣装を一括で購入し中途半端に何もできなくなった、というできごとです。

美しくなったら好きな人にもう一度振り向いてもらえるんじゃないか、とかそういう気持ちではありませんでした。ただただある種の復讐でした。私をいきなりこっぴどく手放したことを後悔しろという幼稚なものです。綺麗で可愛くなった時眼中からあなたはいませんよ、と。

私の中で存在すら消してやると心で唱え毎日毎日泣き、毎日湯船に浸かるようになり毎日ボディクリームを体に塗りヘアパックをしたりするところから始まりました。

少しだけ気分が上に向いてきた12月、ツイッターのフォロワーさんから新年会来ない？と初めて人からコスプレの誘いを受けました。そこから全てが変わりました。

レイヤーさん、カメラマンさんの人脈ができてからが秒で月3〜6撮影していただくという日々が始まりました。

最初は全く何も分からなかったしキャラクターになりきることもできなかったので人のを見よう見まね、指示に従って撮影。棒立ちばっか。なんかブス。写真嫌い。加工アプリでの自撮りサイコー。

少し経ち、親切なレイヤーさんに加工という概念を教わりました。肌を綺麗にしたり目を大きくしたり顎を削ったりつまりなんでもできる！！！！！加工はまだ下手くそなので伸び代はあるぞと自分に言い聞かせながら(救えない写真もたくさんありました申し訳ないです)カメラと写真に向き合っていきました。

1年3ヶ月なんてとても早くてまだまだ全てが中途半端です。

初心者の私にできることはと考え、ポージングについてファッション雑誌を読んで目線や手体の捻りや角度について少しずつ勉強したりして、全て同じ写真にならないようにしたりすることを目標に撮影してもらっています。

コスプレというフィールドで唯一自分の武器になったのがガリガリの体です。(良く言うと華奢な体 二次元の細いキャラクターをした際とても評価してもらえたことが嫌いだった体型に対する救いでした。)腕も指もガリなのですが、女性キャラクターをする際は、手の色気をとても意識しています。体型にはに色気もへったくれもありません。

手で表現するというのは素人ながら案外楽しくて指先まで神経を使っています。(プロは全身に神経を使ってるからすげーや。)

できてるのかわからないけど。

拙い文章ですが底辺コスプレイヤーとしては上のことを考えたら思ったりしながら生きています。

ポートレート被写体としては…まだまだです。

服が良いってだけです。これから面白い被写体になれるように練習していきたいなと思ってます。

とりあえず今は、おしゃべりしながらゆるーく撮影できる方に軽い気持ちで撮って頂きたいです。

8月に撮影していただいた、私が今までで一番気に入っているコスプレ写真を載せて締めさせていただきます。

作品:Fate/Grand Order

キャラクター名:ジャンヌダルクオルタ