⑧4/21 ミラクルドミニカンの逆襲~95~

4月21日(土) 対中日ドラゴンズ
先発投手 ジョンソン-Dジー
Carp LOSE… 2-4 敗戦投手 ジャクソン

前日の衝撃的ともいえる負け方を払拭したい一戦。
自分自身も前日はあまりにも衝撃的な負け方で、
寝つきが悪かった。
相手先発は前回開幕第2戦で打ち崩しているジーだけに、
ナゴドでの今シーズン初勝利の期待がかかる。

初回、バティスタのタイムリーで幸先良く先制すると、
裏の中日の攻撃で同点に追いつかれるものの、
2回に先頭のこの日スタメンに入った野間にスリーベースが
飛び出すなど1点を勝ち越した。
その後は両チームともゼロ行進が続いたが、
5回裏に大島の同点タイムリーが飛び出し、
試合は振り出しに戻った。

前日の流れがあるだけに三塁側に嫌なムードが流れ始めた6回。
そんな雰囲気を打ち破ったのは、
「ミラクルドミニカン」X.バティスタの一撃であった。
昇格5試合目にして第1号となる痛烈な一発が
レフトスタンドへ突き刺さり、カープが再び1点をリードした。

今日こそは勝てる!そう思わせるような痛烈な一撃であったが、
7回裏に中日・代打阿部のタイムリーツーベースが飛び出し、
8回裏には変わったジャクソンが
二死から前日昇格し4安打を放っていたモヤに
来日第1号となる一発を浴びついに勝ち越された。

打線は野間があとホームランが出ればサイクル安打達成となる
猛打賞を放つなど奮起したが、あと1本が出なかった。
また、絶好調の野間へバントをさせたにも関わらず
(結果は三振)、後続の石原はそのまま打席へ立たせるなど、
采配にもややちぐはぐなところがあった。

開幕一軍をメヒアへ譲り、
二軍スタートとなったバティスタであったが、
2018シーズンは99試合の出場で25本塁打を記録した。
まだまだ安定感には欠けるが、
飛ばすという能力は球界随一である。
彼を多く出場させたいのは首脳陣も山々だろう。
但し、2019年シーズン、ファースト、レフトには
松山、西川、メヒアとそれぞれ個性のあるタレントが揃っている。
安定感ということを考えたとき、松山は外せない。
残りを三人で争うことになるだろう。
そうなったときバティスタに重要なのは
「爆発力」と「ある程度の守備力」だろう。
守備がそれなりに守れれば、少し打てなくなった時でも、
「一発があるから七番に入れておこう」という起用が出来る。
幸いにも松山はスロースターター。
バティスタにとっては、来季4月に打撃、
そして守備からアピールしていくことが大事になるだろう。
そしてバティスタの打棒が開幕から十二分に発揮されたとき、
カープの四連覇へ向けた道はロケットスタートするだろう。

<ぷちぶちバティスタメモ>
2018年シーズンは、セリーグ球団相手の試合で、ほぼ20試合ずつ
出場したバティスタであったが、一番得意なのがヤクルトで
打率.333なのに対し、DeNA戦では僅か.167であった。
本塁打もヤクルト戦では一番放っており7本、
逆にDeNA戦では2本のみ。2019シーズンは、今永、濵口、石田ら
サウスポーからのホームランが期待される。

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