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教育費について考える とりあえず3冊読んでみた

はじめに

私にはマネーリテラシーがなく、夫も典型的な地方の人間なので、教育費の方向が定まらずにいた。なので、書籍から情報を得ることにした。FP に相談するにせよ、基礎知識を知っていたほうが質問がしやすいからである。
ただ、前回の note でも書いたように、地元の本屋では教育費の本が見当たらなく、読みべすることができないので、とりあえず kindle で出版時期の新しい3冊を読んでみることにした。
私のように、本選びで困った人のために3冊読み比べた感想を書こうと思う。

マンガでわかる赤ちゃんができたら知っておきたい教育資金の本

著者:保険ソクラテス編集部
発行所:シーアンドアール研究所
電子書籍データ作成日:2019年11月1日
固定レイアウト
構成:マンガ、詳細説明

お勧めできる人
読みやすい、とっつきやすいものを読みたい。
貯蓄や節約など基本的なところを知りたい。

お勧めできない人
導入マンガのノリが苦手。
情報量が欲しい。

「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本

著者:竹下さくら
発行所:日本経済新聞出版社
電子書籍データ作成日:2018年4月23日
電子書籍レイアウト
構成:文章

お勧めできる人
電子書籍レイアウトなので耳読を使いたい。
公的制度、奨学金制度などの情報が知りたい。
基本の貯蓄はできているけど、後もう一歩攻めた資金の増やし方を知りたい。

お勧めできない人
文章と図表のみの本が苦手。

教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール

著者:前野彩
発行所:日経BP社
電子書籍データ作成日:2018年1月22日
固定レイアウト
構成:文章、4コママンガ

お勧めできる人
世帯収入別のプランを知りたい。
収入に余裕があるけど、プランがなく危機感を持ちたい。
老後資金の貯め方が気になる。

お勧めできない人
専業主婦や収入の低い人にはやや辛辣な印象。

共通している事、まとめ

・児童手当は全て貯金して大学進学資金にする
・進学先に合わせてプラスアルファ資金を貯める
・人生100年時代にライフプランを考えないと老後破綻する

情報の濃淡はあれど書いていることは同じだな、と思った。
ただ、やっぱり著者や編集で同じ情報なのに受ける印象が違った。

とりあえず児童手当は貯めているので、ライフプランをもう一度立てて、息子用につみたてNISA、老後資金にiDeCoを始めようかな、と調べ始めた。
晩婚化、長寿命化に伴い、子供が巣立ってからの老後資金の調達では間に合わず、早い段階から自分の老後資金もセットで考えなくてはいけないのは盲点だった。
確かにいくら息子に教育資金をかけたところで、老後破綻してしまってはかえって迷惑なのだ。
無知は罪というのはこういうことか。
切実に義務教育の段階でお金の話や制度について教えてもらって情報格差をなくして欲しいと思った。


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