ランを技術で考える:他の競技に活かせること

今回は、ランニングの技術を違った角度から見ていきたいと思います。

私は最近、フットサルに参加しています。私はまだ足の技術がないので、フットサルチームでの役割は専ら前線で走ることです。とにかく相手チームにプレッシャーをかけ続ける。シンプルですが、仲間にはとても重宝してもらっています。技術は、なかなか身に付きませんがね…

私は球技が好きです。特に、中学時代はバスケ部、高校時代は練習後にたまにサッカーを楽しみました。社会人になってからは温泉卓球でボロ負けしますが、嫌いではありません。

こういった、メインのスポーツ以外でトレーニングすることをクロストレーニングといいますが、私がフットサルから得られた効果と意識を挙げていきます。

①スピード

フットサルはコートが狭いので、急加速・急停止がものすごく多いです。よって、ダッシュ→止まる…を繰り返しています。走り回る役割なので、それこそ試合中はずっと上記のことを繰り返しています。いわゆる、インターバルトレーニングです。スピードを強化したいときにはよいトレーニングになります。注意したいのは、疲れてきたときに腰を落とさないこと。腰が落ちると、スピードも落ちます。

②ストレッチの意識

上記の通りインターバル走を繰り返すため、プレーの激しさによっては関節に負担がかかります。最初の方は特になにも感じませんでしたが、放っておくと関節が固くなり、走りにも影響します。フットサルのプレーには、股関節や足首の可動域を広げることでプレーにも影響があるのではないかな、と。これはランニングも同様です。柔軟性の高い身体の方が、走っているときの伸びがあります。よって、プレーしたあとは、入念にストレッチをしましょう。

③上半身の強化

激しい当たりはないものの、多少のコンタクトはあります。よって、私のように普段は会社に行って帰ってくるだけの人間は、上半身がとても鍛えられます。特に、背筋。背筋はスピードの元なので、かなりいい効果です。私は何故か腕も筋肉痛になるので、きっと身体の使い方が何かおかしいのでしょうが…。また、上半身がしっかりしていると走りのブレが抑えられます。なかなか筋トレできない場合は、こういった機会につけるのもよいでしょう。

④インターバルトレーニングと思わずに出来る

インターバルトレーニングは、一人でやるには覚悟が必要です。でも、フットサルをやっていると勝手にボールを追いかけるので、自然とインターバルトレーニングになっています。ただし、やっている間は分かりませんが、負荷はかなり高いです。入念な準備運動を行い、アップもした上で、楽しくやりましょう。


以上、4点を挙げましたが、クロストレーニングの概念はとても重要です。スポーツごとに得られる効果・感覚は違います。ランニングは多くのスポーツの下地になります。どんな下地をつけると効果が高いのか、トレーニングする前に考える価値はあります。

私は、トレーニングは楽しめるものがよいと思っています。それこそ学生時代は、ストイックに自分を追い込むのが当たり前でしたし、それで実力がついてきました。でも、一歩距離をとって考えてみると、本当にその力はそのトレーニングでしかつかなかったのか?と疑問に思うことも多いのです。

何故そのトレーニングをするのか、目的を明確にしたトレーニングの方が効果が高い。かつ、楽しみながらやれるなら、続けられる。トレーニングは、続けられるかどうかで成果に変化が出ます。ぜひ、ランニングの成果を上げるためにも、ランニング以外に、またランニング以外の成果を上げるためにも、ランニングに目を向けてみてください。

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