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スーツケースに荷物はそんなに入らない。

よく例え話で「スーツケースに荷物はそんなに入らない」と言うことがある。

そういう時は「あ、オレ、いいこと言ってんなー」と思いつつ、その一方でその言葉はブーメランのように自分の元に返ってきて、「自分のスーツケースに荷物は一杯になっていないか?」と問われてる気分になる。

正直なところ、自分のスーツケースはちょっと一杯気味で、中もきれいに整理はできておらず、閉める時にグッと体重をかけてファスナーを閉じている感じに近いかもしれない。

「スーツケース」は自分の抱えられるものの容量の例えだ。

気持ち的に仕事も家庭も友達も趣味もライフワークもその他いっぱいのものを抱えられる人もいれば、ひとつふたつしか容れられない人もいる。
人によってスーツケースのサイズは違うのだろうと思う。

時間の問題も当然ながらある。1日24時間。これは変えようのないことで、やりたいこと・やらなきゃいけないことを全てやろうとしても時間は足りない。その時間的制約をコントロールしないといけない。

つまり、「スーツケース」は気持ち×時間的制約で容れられる量が決まる。

多くのものを詰め込める人もいれば、そうでない人もいる。
また、多くのものを詰め込みたい人もいれば、そうでない人もいる。


新しいものを容れるためには何かを取り出さないといけない。

容量が決まっていると捉えることはとても大事だ。
それは、新しいプロジェクトを始めようとするならば、どこかしらにスペースを作らないといけない。そのプロジェクトがどの位のサイズなのかもきちんと把握することが必要になる。

それを考えずに何でもかんでもスーツケースの中に放り込むと荷物が窮屈になるし、もしかしたら壊れ物などあれば破損してしまうかもしれない。瓶に詰まった飲み物やシャンプー・リンスといった液状のものが漏れ出すと非常に厄介だったりする。

あまりにパンパンに荷物を詰めたら、今度はスーツケースにガタがきて壊れてしまう恐れもある。

全てのものをずっと持ち運びすることはできない。

どうしても持って行く必要があるもので、でも自分で運べないものがあるならば誰かにお願いして運んでもらうのがいい。

また、持って行かなくてもいいものなのであれば、その場で処分することも決めた方がいい。大事に十徳ナイフをスーツケースに入れていたけれど、一度も使うことがなかったということも珍しくない。必要の有無を見定めた方がいい。

また、よく100均とかで売ってるパッキングバッグやポーチなどを利用して整理をしておくと探しものがあった時に便利。また視覚的にもどの位の分量をそれが占めているのかも分かりやすくなる。

あ、「圧縮袋みたいなものを使えばスペースが生まれるのでは?」という質問もあるかもしれない。多分、それは当たっている。ただし、その分、その荷物は固くなって固定化される。元に戻すのも多少の時間がかかる。あと、服も多少は傷むかもしれない。ただ、方法としてはあると思う。


本当は常にある程度のゆとりを作っておくのがいい。

本来の順番で言うと、入れたい荷物ができた時にスペースを空けるのではなくて、スペースが空いている状態を作っておく方がいい。

スペースが空いていない状態だと、新しいものを取り入れようとするモチベーションも湧きにくいし、いざ新しいものを容れようとした時に何を荷物から外すか検討しなくてはいけなくなる。

なので事前にスペースを空いている状態を作ること。
ここが大切なのだと思う。

スーツケースに例えるのであれば、「お土産物用の折り畳みバッグみたいなものもあるのでは?」という問いもありそうだ。
一時的に折り畳みバッグを使うのはアリだと思う。ただし、本当に一時的だ。せっかくスーツケースひとつにまとめたのに、バッグが増えると持ち運びが大変だし、手がかかる。

なので持ち運びできる容量を拡張しようと思考を働かせるよりは、いかにスペースを作るかを心掛けるのが良さそうだ。


さてさて今の自分の状態は……

概念的なスーツケースの話に落とし込むとあれこれした方がいいことは書き出しやすい。

でも冒頭で書いたように、自分の今のスーツケースは荷物がパンパンだし、中身の整理もおぼついていない。むしろ、「荷物がパンパンだし整理できてない」と思ってしまっているところに問題がありそうだ。
大事マンブラザーズバンド的な言い方。

昨年はもっと整理がついていた気でいたけど、1年経過する中でちょっと中身がごちゃごちゃになってしまったんだろうな。使ったら元あった場所に戻すをしないと。

なので、ちょっとスーツケースを広げて整理して、要るもの・要らないものに分けることから始めてみようと思う。要るものは、他の人に持ってもらうもの・圧縮できるものも考えたい。

荷物は全部が全部自分で持たなくていい。

それに、同行者と一緒に荷物を持ち合う方が旅路は楽しい。


楽しく暮らすためのサジェスト
「スーツケースを整理してみる」

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