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【10冊読むまで帰れま10番外篇】「#言葉の力 6月⑤」半沢直樹4の至言

飽きられてると思うんですけど、随時やっていきます!

【50 6/19】

「半沢直樹 4」池井戸潤

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社会に出ると分かるこの現実。「信用」という看板は何千個の仕事を積み重ねて初めて成り立つ。そうやって苦労して積み上げた「信用」はたった1つの仕事のミス次第で、脆くも崩壊してしまう。「信用」を築き上げるのは年単位、「信用」を失うのは秒単位。怖い現実だけど、この仕組みを知ってることが、自分にとってのサラリーマンとしての成長だと信じたい。

【51 6/20】

「半沢直樹 4」池井戸潤

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会社単位で考えるのではなく、人間単位で考えても、耳が痛い話。欲を掻くからおかしくなる。でも、人間である以上、欲を掻いてしまいがち。それでも、この2年間で手放せた欲がある。それは「他人への期待」。「他人へ期待」するから、それを下回ると怒りが湧いてくる。アンガーマネジメントで、「他人への期待」を捨てることができた。今度、じっくり書いてみようと思う。

【52 6/21】

「半沢直樹 4」池井戸潤

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「半沢直樹4」の実質的主人公は、東京中央銀行の中野渡頭取だ。行内融和を図りながらも、合併前の不正融資が発覚し、無念の退任を中野渡氏が半沢に告げるシーン。最終章の「信用の砦」はかなり読み応えがあり、経営者の苦悩がありありと分かるタフな内容となっている。
決断の瞬間に評価が定まるわけじゃない。ならば、その時、自分が正しいと信じる選択を実行できる、潔い人間になりたい。

【53 6/22】

「オールアウト」時見宗和

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96年度、早稲田大ラグビー部を主将として率いた中竹竜二氏が主人公のノンフィクション。世間には知られてないラグビーの名著。大学スポーツの内実を見事に照らしている。早大ラグビー部として、「こうあるべきだ」と先輩から受け継がれてきた脈々と続く伝統を背負いながら、プレーだけではなく生活面から立て直していく中竹主将の苦悩がありありと伝わる。

部の内面から立て直して強化を図ったが、永遠のライバル明大には、対抗戦と大学選手権決勝と連敗。抜き出された文章は、大学選手権決勝の試合後をビデオで見直しているシーン。仮に早稲田が勝っていたら、という仮定に対し、「狂ってしまっただろう」の一文に衝撃を受けたのが高校生の頃。今もその余韻を含んでいる。

果たして38年の人生で「狂ってしまう」ほど、何かに打ち込んだことがあるのだろうか。うーむ、ない。。。

【続く】

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