ahamoとLINEMOに乗り換えた

今まで契約していたLINEモバイルが諸々あって新規受付停止、ゆくゆくはサービスも終了するでしょう、ということなので、携帯回線の乗り換えを検討しました。
LINEモバイルは4月からはMNP転出費用が無料、ということもありますので、このタイミングで乗り換えました。

今まで私は携帯電話はAndroid(Pixel4)iPhone(iPhone SE)の2台持ちで、いずれもLINEモバイルを契約してデータの融通をし合っていました。
(片方はデータ量多めのプランで契約、もう片方は最低限のプランで契約、多い方から定期的にデータをシェア)
新規回線ではデータのシェアはできなくても良いので速くて安い回線が良い、ということで、時流に載っかってahamoLINEMOにそれぞれ乗り換えました。

比較

スクリーンショット 2021-04-14 12.53.28

noteはtableを作成する機能がないのでExcelで作った表を画像で貼ります。
比較については数多のWebニュースで取り上げられているので詳述しませんが、大きく以下の違いがあるように見えます

・ahamoは最初の5分の通話料無料込みで2970円、LINEMOはそのようなものはオプション扱いで2728円。
eSimはLINEMOは対応しているが、ahamoは現時点では未対応

eSimについてはLINEMO以外にauのpovoについてもeSim対応をしており、現時点で物理simしか対応をしていないahamoは若干不便に感じます。

LINEMOは、最初の5分間通話無料のプランが月額550円になっていますが、標準の通話料が22円/30秒で、5分間話しても220円にしかならない気がします。この550円という料金設定は謎です。(私は契約しませんでした)

※追記:最初の5分無料、というのは、月のうち5分間無料、という意味ではなくて、通話開始から5分間は何度でも無料、ということのようですね。

ahamoの手続き

あらためて、言わずと知れた、docomoの格安ブランドです。対外的発表は一番早かったのに、サービス開始は一番遅かったですね。Landing Pageがチカチカして目に優しくないです。

詳細な手順等は書いてもしようが無いので、個人的に印象的だったことを書いていきます。

ahamoの新規回線登録にはdアカウントが必要とのことなので、事前にアカウントを作成し、ahamoの申し込みを行いました。
dアカウント、ahamoいずれについても個人情報の登録とe-Kycの手続きがそれぞれ別で必要で、見る限りdアカウントで登録した情報がahamoには共有されていないように見えます。これは結構面倒です。

申込後、開設状況の確認画面があるのですが、ahamoの回線が開設されるまでは下の「受付番号でログイン」からログインする必要があります。回線開通後は、「dアカウントでログイン」できるようになりました。開通のタイミングでアカウントとの紐付けが行われているのですかね。

画像2

ahamoの契約で今回個人的に一番ハマったのがe-Kycの書類申請まわりでした。私はマイナンバーカードを使ったのですが、2回ほどエラーになりました。

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メールの冒頭に「※本メールに返信いただいても回答できません」とあるのもかなり語調が強い感じですし、何が問題でどうすればよいのかもメールの文面からはうかがい知ることができず、かなり困惑しました。

今回はマイナンバーカードの画像をアップロードしたのですが、申請画面には画像が1枚しか選択できないようになっていました。そしてどのような画像をアップすればよいかの案内も存在しませんでした。
(なお、dアカウントのe-Kycでは表裏の2枚をアップするようになっている)
1回目は個人番号が書かれている面をアップ、2回目は表裏を結合した画像を作成してアップ、で失敗。

ahamoのe-KycはLiquidのシステムを使用しているようなので、Liquidのマニュアルを読んでみると、Liquidでは「個人番号が記載されている書類は受け取れない」という仕様になっているようです。

なので、顔写真が記載されている側だけを画像でアップしたら、無事申請が通過しました。

手続きに手間取ったため、MNP番号の有効期限ギリギリになってしまいました。simの発送についても、元々依頼していた発送日時より実際届いた日時は遅くなったのですが、発送が遅れるという連絡も特にありませんでした。

simカードが届いてからは、とてもスムーズ。simを入れ替えて再起動し、ahamoの管理画面から開通手続きを実施し、APNの設定を行うと、即時開通されました(iPhoneであればAPNの設定も不要)

感想をまとめると、開設手続きは、突貫工事の影響もあるのか極めてUX的に不親切なところが多い。
ただ、元々「一切サポートはしない」「代わりに安い」というのが売りなのだから、ちょっとUXが不便とかそんな事で文句を言ってはいけない。デスマーチに追われているであろう実装担当者の気持ちを慮り、使われているサービスのマニュアル(e.g. Liquid)まで読み込んで対応する、のがユーザーに求められる正しい姿勢です。

LINEMOの手続き

本田翼が最大のストロングポイントのLINEMO。

LINEMOはahamoに比べると申し込み手続きは極めてシンプルで楽でした。それは私がeSimで申し込んだからかもしれませんが。

プランを選択し、必要な各種情報を入力し、e-Kycで必要な情報を登録したら一通り申請作業は完了。eSimの申し込みの場合は携帯電話からのみ申し込みが可能(PCではできない)
申請完了後、しばらくすると「eSIMプロファイルダウンロードのお知らせ」というメールが届くので、携帯電話で指示に従って作業をすればeSimが使えるようになります。私は申込後1時間でメールが届きました。

LINEMOのサービス受付開始当初は、eSimの手続き時に必要な認証コードが届かない、ということで多少混乱が生まれていたようです。私は4月1日に申し込んだので、悠々と特に何も問題なく設定が終えられました。

申請してから1時間程度で即使用開始できるeSimの便利さは、なかなか新鮮ですね。回線申込みから使用可能になるまでのUXでいえば、LINEMOの圧勝です。

それでも、eSimについては慣れないユーザーが多いのか、申込みサイトでは「上級者向け」という立て付けになっているようです。物理的なモノを挿せば良い、という物理simよりは、やはり少し複雑で理解がされないのでしょうか。

5G対応エリアと回線速度

ahamoもLINEMOもそれぞれ5G対応をしている、ということです。

ただ、ahamo(docomo)の5Gエリアは東京の中心においても極めて限定的で狭く、5Gエリアに狙いすまして訪れるしか体験する方法はなさそうです。

LINEMO(SoftBank)は5Gエリアは見た目広く見えますが、該当のエリアに訪れても5G電波を掴んでくれた事は一度もありませんでした。SBの5Gは雰囲気を味わうものなのかなと思います。もしくは信心が必要。

回線速度についても一応雑に調べてみました。
測定時間はお昼の12時台。LINEモバイルだと数Mbpsも出ないような一般的に速度が遅い時間帯です。
場所は、このご時世なのでいわゆる普通の住宅街での測定で、人口密集地帯ではないことをご了承ください。
 ツールはいずれもGoogleのスピードテストツールを使ってます。

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これがahamo

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これがLINEMO。

LINEMOはアップロードのテストで、必ず詰まってしまい最後までたどり着きません。これは回線的な何かしらの仕様なのでしょうか。

雑な測定だと、LINEMOの速度はahamoの半分くらい、という感じでしょうか。
それでも、今まで使っていたLINEモバイルに比べれば天国、と感じられるくらいの十分な速さです。

まとめ

LINEモバイル使っている人は乗り換えた方がよいです。値段はほぼ変わらない(人によっては安くなる)のに通信環境はレベチで快適になります。

ただ、一般人には、現状は開通までにそこそこリテラシーと問題解決能力が求められるかもしれません。


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