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「組織にいながら、自由に働く。」を読んだ

子どもが憧れる、夢中で仕事をする大人を増やしたい
著者が「おわりに」で書いているこの言葉は、私も常々口に出している言葉だ。
ここが一致したことで、なんかさっぱりした。

私がこの本を知ったのは、知り合いがfacebookで紹介していたから。
ブラックな職場じゃないんだけど、なんとも言えない息苦しさを感じているので、これを読めば何か得られるのじゃないかと思い、Amazonでポチった。

ネタバレにならないように、帯に書かれている言葉を使って説明すると、働き方には加減乗除のステージがあるらしい。
もちろん、除までくれば「組織にいながら自由に働く」状態になっている。

読んでみて驚いたことは、私はすでに除のステージにいるらしいということ。
考えてみれば、組織内での地位は低いが、仕事に関してはある程度評価を得ており、職場以外にも活動の場を得ている。
十分に自由に働いている。

では、何が不満なのか。
それは、今まで地位的にも金銭的にも、わかりやすい成果を出したことがないからだ。
なんか、この状態で自由な働き方をしても、なんとなく現実から逃避してるだけって気がするのだよ。
つまり、未だに他者と自分を比較して、優劣をつけることに価値を求めているってこと。
悔しいし、かっこ悪いし、認めたくないけど、これ事実。

これって、加減乗のステージを十分に消化しないまま、除のステージにきちゃったからいけないんだろうなあ。

トルネコの大冒険に例えたら、十分にダンジョンを探索していないのに、階段を見つけたからとりあえず先に進み続けたって感じ。

読んでよかったなあ。


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