プレゼンテーション2

展開に引き伸ばしがなくてすんごくいい 「ブルーピリオド(4)を読んだ」

友人に勧められて読み始め、一気にハマったブルーピリオド。
待望の4巻が発売された。
私はKindle派なので、発売日の0時に配信されたものを寝る前に読了。
起きてから再読。
仕事が終わってから1巻から通しで再読した。

ネタバレ防止のためにいつも通りAmazonリンクの後に感想を書く。


4巻では、いよいよ試験突入。
センター試験の描写はほとんどなし。
ちょっと気になって美大の受験科目を調べてみたけど、ちゃんと国語とか英語とかあるのね。
どの程度重視されるのかわからないけど、必要なんだろうなあ。

受験直前で、主人公の八虎の弱点が露呈する。
それを見抜く、予備校の先生がかっこいい。
この作品の中で一番気に入ってるのが、この先生。
今はなんか悟ったように振舞ってるけど、きっとこの人ももがき苦しんでいた時代があったはず。
それも、主人公以上に。
この先生の若い頃を題材にしたスピンオフを希望する。

予備校でダントツ飛び抜けていた桑名さんのコンプレックスエピソードに共感。
私も、姉と比べられて苦しんできた。
当時は、比べられてたと勝手に思ってたんだけど、実際はそれほど比べられてなかったのよね(実際に具体的に比べてたクソ教師は数名いたけど)。
特に、親はそこまで比較しない。
自分が親になって初めてわかった。
桑名さんが、姉の呪縛から解脱できるといいな。
しかし、家族全員芸大出身って、どんな家庭になるんだろう。

龍二は受験放棄。
どうなるんだ?
放棄した龍二を放っておけなくて、八虎が受験放棄とか気がそがれるとかあるんじゃないかと心配したけど、そんなエピソードは全くなし。
龍二どうなるんだ?

展開が早くていい。
受験開始まで、もっと時間がかかるんじゃないかと思っていた。

ああ、5巻が気になる。
次は二次試験かな。


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