プレゼンテーション2

面白いんだけどきつい点もある 化物語(4)を読んだ。

西尾維新の傑作、化物語のコミカライズも、4巻になった。
4巻のメインエピソードは「するがデビル」だ。
後に阿良々木ハーレムをにぎやかすことになる神原駿河と戦う話だ。

原作がすばらしいから、コミカライズもおもしろい。
しかし、これからが不安になる点があった。
それは、長ゼリフだ。

この作品(作者)の特徴は、くどいくらいに長い言い回しだ。
それがおもしろさでもあるのだが、マンガのふきだしの中に長ゼリフが入ると、冗長にすぎるのだ。

小説だと、当たり前だが、長ゼリフは全く気にならない。
もともと文字だけなんだから。

アニメも気にならない。
原作を読んでいるからかもしれないが、声優の声帯を通して語られる長ゼリフは心地よさを感じる。

しかし、マンガは厳しい。
吹き出しに大量の文章を載せるのは読む気が失せる。
本来、吹き出しには会話文が入る。
そして、西尾維新作品の会話文は、長い。
「するがデビル」あたりから長いのが出始めたが、この後の作品では、もっと長いセリフが出てくる。
あれをマンガで表現するのは、ちょっとキツイだろう。

マンガから物語シリーズを読み始める人ってどれくらいいるのだろう?
その人たちの意見を聞いてみたいところである。


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