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豆と森[詩]

 

  定型文を砕いてやると、
 椿の青い葉が茂っている
(そこに鳩の目がいくつか見えるでしょう)
(明るい偶数の目が)
 そういえば昨夜の雨はすっかりやんで、
 花は落ちない
 硬い葉は洗われたように光って、
 森は明るい
 カラスが不器用に跳んで
 羽はやはり光っている
 やさしい数式を紐解くと
 第二部がはじまってしまう(いいの?)(いいよ)
 豆の芽の伸びる曲線を
 音楽にあてはめようというのだ
(犬の足跡が見えるね、
 あの森へ向かう足跡)

↑↑↑二ヶ月くらい前に地元で書いたやつなんだけど、いまこうして読むと春がはやい地域だったんだなって思う
なるべく平易な言葉で書いてみた

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