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【考察】アラサー社会人が次に手に入れるべきフォールディングバイク #1 走行編

コロナ禍に購入したフォールディングバイクは軽率に折り畳んで輪行できるところが最大のメリットで、カスタムのしがいを感じています。
業界的にもフォールディングバイクはそこそこ力が入っているようで、ユニークな新車が雑誌やWeb媒体で取り上げられています。しかし、輪行時に折りたたんだ時のサイズや置いた時の安定性、メンテナンスのしやすさについて俎上にあがることが少なく感じます。
そこで次に私が所有するフォールディングバイクを見つける前段として、これまで所有してきたフォールディングバイクの特徴やその購入経緯をについて野球の走攻守になぞらえ「走行」「輪行」「保守」の観点から整理します。
今回は第一弾として、「走行」について述べます。


フォールディングバイク1台目の購入

フォールディングバイクの特性

ホイールサイズが小さくなるとタイヤが1周する時に進む長さが短くなるので、それを補うために高ギア比となるように構成されている小径車が多く、700Cの自転車で得た知見を活かして適切なギア比を選ぶことが難しくなります。一般的に小径車を通常運用をするためにはスピードレンジを限定してクロスレシオにしてしまうか、ワイドレシオなギア比構成かの二択が迫られます。

1台目の要件定義

私が1台目のフォールディングバイクを買うにあたり、輪行をして色んな所に赴いて走ることをメインの目的にしていたので、走破性を考慮しワイドレシオな構成を目指しました。
また、ホイールが小さくなればなるほどタイヤは地面との接地時間が増えるので、耐摩耗性の硬いものになります。それなりのエアボリュームで柔らかめのコンパウンドが好みな私の好みから外れてしまうので、小径車の中でも大きめのタイヤサイズのものを検討しました。

私にとって初めてのフォールディングバイクDAHON MuSLX 2020年モデルはその「ワイドレシオな構成」「比較的大きめなタイヤ」という願いを叶えてくれる1台でした。
(2024年時点でモデルとして生産は完了してしまっているようです…)

DAHON MuSLX 伊勢市駅にて。

1台目の走行性能

ホイールサイズ

DAHON MuSLXは小径車の中では比較的大径なETRTO 406タイヤで、エアボリュームが期待できるサイズのパナレーサーパセラに換装してややタイヤサイズが大きくなったことで直進安定性が増し、エアボリュームからくる地面からの突き上げ低減も相まって乗り味がロードバイクのようになりました。

変速機

MuSLXの標準装備は、11sのR7000 フロント55T リア 11-28Tという、令和としての700C自転車ではスパルタンな構成でした。ロー側はもう少し軽くても良いかなくらいでしたが、ちょうどいい軽快さでした。やはり11Sは正義。ただ今はそんなに重いギア比で踏むこともなくなったのでフロント50Tでもいいかもしれません。
(ランドナー時代に3×8Sでガチャガチャダブルレバーを操作していた時期が懐かしい)

1台目の違和感とフォールディングバイクの沼

ロードバイクっぽく走れるのでとても良い。折り畳みできるから輪行もしやすい。ただ何か何足りない。それはおそらく保守性に対してマージンを取りすぎたが故にフォールディングバイクの良さを潰してしまっているから。
そう感じてしまったが最後、さらに沼にハマっていくことになります。

つづく。

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