新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

現在思考から未来思考へ

仕事で原稿を書く時に、リード文などの煽りで「変化の時代を生き抜くために…」とか「変化の激しい時代だからこそ…」などの謳い文句をよく使う。いつぐらいからだろう。少なくとも4年前からは使っていると思う。多くのライターが「あるある」とうなずくはずだ。

4年前を思い出すと、「変化」の言葉の中身は、テクノロジーの加速度的な進化や、急速なグローバル化、少子高齢化などの要素が含まれているイメージだった。今は、さらにそこに多様化やポリコレ、トランプ以降の分断化、働き方改革などの要素も入ってくる。

3月からは、シンニホンを著した安宅和人氏の言う「withコロナウイルス時代」の社会的距離への適応という意味合いも含まれてくるだろう。

「変化」という言葉に、どんどんどんどん、新しい意味合いが追加されている。

仕事柄、イノベーションという言葉も耳にタコができるぐらい聞いてきたし、書いてきた。イノベーションはもはや、他者との差異性を誇示するための言葉としての力を失いつつある。記事のタイトルで「今こそイノベーションのとき」とか「〇〇業界にイノベーションを!」とか書いてあっても、ほとんどの人が「ふーん」って思うはずだ。

変化が当たり前になった今、変わるだけでなく、未来に何を残すかが問われている。大事なのは、変化によって、イノベーションによって「何を社会にもたらすか」だ。

それは、受託メインのエディター/ライターとて一緒だ。これまでのように、代理店に頭を下げて、記事を量産して稼ぐスタイルは現在思考の働き方として、価値がなくなってくるかもしれない。

そうではなく、未来に価値を残す企業(必然的にベンチャー企業が多くなるだろう)と組み、新たな価値を発信していく未来思考の仕事がこれからは求められてくるだろう。

こうした考えは、先程も出てきた安宅和人氏の言動や活動に触発されて生まれてきた。安宅氏の「風の谷プロジェクト」には非常に期待しているし、氏が言う「未来を創る」という発想は、これからますます価値を高めていくと考えている。


自分はどうなのかというと、現在思考の仕事が50%、未来思考の仕事が50%だ。

現在思考の仕事はいわゆる、代理店経由のコンテンツマーケティングに属する仕事だ。「企業HPへの流入”だけ”を目的としたコンテンツ」のディレクションや制作を指す。webを舞台に仕事をしているライターのほとんどがこういう仕事をしていると思う。広告費がコンテンツマーケティングにも流れてきており、必然的に単価が高い案件が獲得しやすい。その企業自体が未来へのビジョンを抱いているのではあれば、未来思考の仕事にも転換できるだろう。ただ、残念なことに、「資本の拡大」だけが目的の現在思考型の企業がほとんどだ。(そもそも代理店を挟んでいる時点で、代理店のための仕事になってしまう)。

一方の未来思考の仕事としては、HRTech系のベンチャー企業と組んで(代理店を通さず)、「組織づくり」をテーマにした独立メディアの運営を行っている。企画もやるし、取材執筆もやる。定期的にメディア自体の方向性を企業のメンバーと議論したり、漠然と今後の働き方がどうなるか、組織や会社がどうなるか、というディスカッションもする。未来を創る感覚が、この仕事には間違いなくある。

マーケティングが目的ではないので、PVがどうとか流入数のKPIがどうとか細かいことは問われない(とはいえ当然、サブ的にマーケティングに寄与できるかどうか、という視点はある)。「新たな価値を発信できているか」どうか、がそのメディアのKPIとなってくる。非常に定性的だが、未来を創るということは、数字だけを追っていても実現しない。メディアの立ち上げから2年が経ち、これまで作ってきた記事を大手企業の人たちも参考にしてくれている、という声をメンバーからも聞いている。どうも、未来思考のコンテンツは、結果が少し遅れてやってくるようだ。

この1年で、「変化」に紐づく意味合いはどんどん増えていくだろう。変化は当たり前になっていく。現在思考の仕事ばかりしていては、どんどん過去に取り残されてしまう。

だから、未来思考の仕事が100%になるように、少しずつシフトチェンジしていこう。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
わ!ありがとう!
12
フリーエディター、ライター。メディア運営、企画、編集執筆など。東京で8年ほど働き→子育てで地元の岐阜に移住。1987年生。娘が2人。組織づくりや働き方がメインポジション。がんばらないでいいようにがんばってます。お仕事のご依頼→nagase1003☆gmail.com(☆を@に)

こちらでもピックアップされています

各務原からのボトルメール
各務原からのボトルメール
  • 7本

岐阜県各務原市からのボトルメール的な散文です。偶然拾っちゃった人は、少しでもいいので読んでみてください。 仕事のこと、生活のこと。深く考えたり、感じたままだったり。いろいろな気分で書いています。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。