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支援と自律の境界に立ち会う

貧困や教育格差の解消等、社会課題の解決のために、寄付や個別の支援等を行っている方も多いことと思います。私自身はキャリアコンサルタントの役割として、自治体のひとり親の就労支援や、長期お休みをしていた若者の就労支援、企業の早期退職対象の方の支援などに関わった経験があります。その中で、心がけていたことはご本人の“自律”です。

自律とは、能力や経済的等の外的要素の自立だけでなく、価値観や理念等の内的要素の部分でも独り立ちしていることを言います。自分の大切なことを理解しており、自分が幸せを感じられる状態を創り出している、ということではないでしょうか。

本当に困っている時の個別の支援や経済的支援も大切です。けれども、それらがなくては回らない日々が続くとしたら、一度立ち止まってみるとよいですね。ご本人が自ら行動を起こし、次のステージへ進めるように、一緒に考える時期ではないでしょうか。対話を通して本質に向き合うということかもしれません。