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西田の論壇:ノートPCにゲームなどの画面を低遅延入力。「Genki Shadowcast」を使ってみる

ビデオ会議ニーズの増加もあって、USB Video Class(UVC)対応のビデオキャプチャ製品が増えている。UVC対応機器の多くがビデオ会議に使われているから当然ではあるが、一方、ゲームをやる人なら、みんな一度は考えたことがあるはずだ。

「このキャプチャユニットで、PCのディスプレイを使ってゲームができないか」と。

実際にはそうしたことは、キャプチャに伴う遅延もあって難しい。だから通常は、「実況配信や録画のために使い、ゲームはパススルーで別のディスプレイにつなぐ」のが基本である。

とはいえ、面倒といえば面倒。遅延が小さいキャプチャユニットがあれば楽なのに。

ということを考えていると、ある製品のクラウドファンディングの話が聞こえてきた。ゲーム関連周辺機器を作っている「Genki」という会社が、「ノートPCのディスプレイでゲームをする」ことを目的としたUVCキャプチャユニット「Genki Shadowcast」を発売するのだ。

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・Genki社のホームページ。ゲーム用ガジェットのメーカーで、日本のゲームメーカーとは無関係。
https://www.genkithings.com

筆者もクラウドファンディングに申し込み、初期出荷分を手に入れたので、ちょっとテストしてみたいと思う。

なお、後述するが、「Genki Shadowcast」はもうすぐ一般販売が予定されている。同社製品は日本でも店頭などで流通しているので、Shadowcastも店頭やオンライン販売で見かけるようになると期待できる。

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