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THE BLUE RECORDS

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「本当は歌いたかったのかもしれない。」 絵を描きながら、そんなことを思う時がある。 歌が放つエネルギーや解放感は人々を魅了する。 それを目の当たりにするたび、 絵は音楽に勝てな… もっと読む
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#歌詞

『おはようと言わない君』

作詞・作柄:中村雅紀 おはようと言わない君 あいさつの代わりに 薄めのコーヒーを入れる 7月末の朝 久々の雨 少し憂鬱そうな顔をしてる君 ただいまと言わない君 今日の出来事を 聞き出すのが私の楽しみ 質問を重ねる 夕食の後 少し面倒そうな顔をしてる君 おやすみとつぶやく君 その言葉でなぜか とても救われる気がするの 君との明日が 保証されたようで だから私は 「ありがとう」と返すの おはようと言わない君 あいさつの代わりに 薄めのコーヒーを入れる

『次の涙』

作詞・作柄:中村雅紀 あなたが流した 幾つもの涙は いつも私のせいで その雫は 私の罪かな 少し重いドアを開けると 当たり前で特別な景色 おかえりに「うん」と返した 次に涙するときは 嬉し涙であると願う いつか見せたいものがある でも まだ少し先の話かな 思えば私が流した 今までの涙は すべて自分のためで この雫は あまりに幼く 靴ひもをゆっくり結びながら ドアを出るまで目を合わせない またねに「うん」と返した 次に涙するときは 共に流したいと願う そうすれば過去

『マーブル』

作詞・作柄:中村雅紀 どうしてそんなに怒っているの 君が望んだ僕じゃなかった? また 僕の言葉が君の前で 虚しく表情を変えてしまった 解け合うことはない 僕は僕で 君は君 僕と君はマーブル 解け合うことはない 僕は僕で 君は君 僕と君はマーブル それでも信じてみてよ 君の手を握れば 握り返してくれるでしょ ただ それだけでいい どうしてがっかりしているの あなたが望んだ私じゃなかった? そう あなたの心はとても綺麗 私の心は汚れたままなの 交わることはない 私は黄

『君は宇宙』

作詞・作柄:中村雅紀 最終を逃したバスターミナルで 急に空から舞い降りてきた君 僕を見つめる瞳はまるで 図鑑で見た惑星みたいに綺麗だった あぁ、あの子は宇宙 あの子は宇宙 あの子といると音が消える あの子は宇宙なんだ 夜のベランダで星を見る君は いつも涙を流さずに泣いてる 僕が死んだら君の瞳は はたして涙を流してくれるのだろうか あぁ、あの子は宇宙 あの子は宇宙 あの子といると息ができない あの子は宇宙なんだ 君が去ってから3つの季節が過ぎ いくつ流れ星を数えただろ

『Day by Day』

作詞・作柄:中村雅紀 「人生に近道はありません」 そんな言葉 信じない 先にスタートしたはずなのに どうしてあの子は前にいるの 体を比較と嫉妬で覆われ 虚しくひとり踊る毎日 きっと私のココロの中より あの子のカバンの中身なの しばらく開けてない大きな窓のむこう お気楽なほどに青空だった 恐れながらも一歩前に出て 浮き輪に掴まり川を渡ろう 自分だけじゃないよ 辛いのは 今という点をつないで 日々という線にしよう 自分に出来ることを淡々と 日々こなすしかないのに 自分に

『Good night, Sleep tight.』

作詞:中村雅紀 酔った君にも手が出せず いつも通りの帰り道 家までは少し遠いな 後悔と手をつなぎ歩く 用意したセリフの数々 何一つ喉を通らない 理想通りに行かないが 予想通りの展開さ 君は何か強いお酒で(名前は忘れた) 僕は2杯目からジンジャーエール 今夜はすぐに眠ってしまおう また今度 君と会えるから 大丈夫 朝は優しいし Good night, Sleep tight. 君が好きだと言うものに いっそなれれば楽かもね お気に入りのシャツの柄 ドーナツ それとも

『Cat』

作詞・作柄:中村雅紀 Hey Sugar 肌色のシーツの上で なかなか目を開けない君 昨日の夜は何してたの 君の寝顔に聞いてみる 目が合うと無意味に舌を出す癖 愛しくて 不覚にも恋をした 君はまるでCat ゆらゆら揺れる君の機嫌は カラフルな迷彩柄みたい なんだか心地いいんだ なにがあっても なんとかなるって Ah honey 夕方のソファーの上は 完全に君のテリトリー 機嫌が良いと踊るつま先 陽に照らされて揺れるNail 甘いパンケーキが君のマタタビ 覚えたよ 君

『Let it be』

大人になった僕らには 世の中いささか複雑すぎる だけれど自然に生きたいね 山とか川とかみたいにさ Let it be Let it be 世界を2つに分けないで 真ん中あたりが心地良いのさ 好きだと言えれば充分な あの頃みたいに戻れはしない それでも好きだと言いたいよ あなたがどこかへ行く前に Let it be Let it be 嫌われたって気にしない どうせあの世じゃ関係ないのさ 大人になるほど わがままが増えるのはなぜ 恋をするほど 自分勝手になるのはなぜ

『二人芝居』

作詞・作柄:中村雅紀 完璧だったはずのものが なぜだか今は見たくもない 自分で築き上げたものを 自分で壊す日々 永遠に終わらないんだ 君と僕だけの二人芝居 それはこの世で一番のワガママ 生きてる間は掴めないもの そして唯一の生きる意味 自由を求めて このまま遠くへ  先の見えない長い道に 時には足が止まるでしょう 諦めかけたそのときに 何故か無限を感じたんだ そして君は優しくつぶやく 「好きなだけ居ていい」と 無駄な時間も無意味ではないから 寄り道も回り道もいいさ

『LOBBY』

作詞・作柄:中村雅紀 君は僕を待ってなんかいない それでも胸が騒いだ道 緑色の扉に近い席へ 偶然だけを理由にして 右手に光るリングに 嫉妬と少しの希望を 君の背中の柄を ただ眺めていた いつかの夏の終わり 僕は君を待ってなんかいない それでもおいでよ今日だけは 赤い色のお酒に体を預け 君の席には我儘を グラスに残るミントに 諦めと淡い期待を 君の背中の影を まだ探していた いつかの夏の終わり