救われるような気持ち。
こんにちは、お久しぶりです。
4月に入社してから、あっという間に年末を迎え、「師走っ!」を体感しながら日々を過ごしております。
最初は会社に慣れることに必死だったけど、慣れてくるとそれはそれで大変でした。
なんか、もっと出来なきゃいけない、気を遣わなきゃいけない、怒らせてはいけない、とか色々考えてると段々疲れてくる。
正直、上を見たらキリがない。けども「なんで?」と言いたくなることが多すぎる。正論が通用しないって言うのかな、話聞いてもらえない時ってたまにある。
冷静に考えれば……と思うことがあっても、誰かがYESと言えば、それに従うしかない私達。
社会ってしんど、と最近思うことが増えてきました。
自分がやりたいことと、やらなきゃいけないことは交わらない。相反する。
世の中は大変な状況なのに、私のちっぽけな悩みなんて、大きい括りで見たら大したことじゃないんですよね、きっと。
それでも、しんどいときは本当にしんどいし、何もしたくない、誰とも話したくない時だってある。
資格はあるのに、全然活かせてない、この状況がもどかしい。最初から出来る人なんていないよ、と言ってもらえるけども、心のどこかで納得できてない自分がいます。
ちょっとやさぐれモードの時、益田ミリさんの「美しいものを見に行くツアー 一人参加」を読んで。
益田さんが、今まで行った旅先についてのエッセイ&マンガでして、このご時世なかなか出掛けられないし少しでも旅行気分を味わえたら……と思い、購入。
この本、ほんとによかったのです。
旅行気分はもちろんのこと、益田さんがふと考えたこと・気付いたことの文章がよくて。
特に「モンサンミッシェルの旅」での“見渡す”についての文章が好きで好きで。
見渡すことが気持ちいいのはなぜか?
その疑問から始まるのですが、見渡す=自分のいる場所が分かる安心感からくるものなのか?
自分のいる場所、つまり自分の立ち位置がどこなのか考えることが多い。それは目に見えるものじゃないから、難しい。
というようなことが書かれているのですが、私自身、会社に入ってからの立ち位置に悩みまくっていて。
自分の仕事ってなんだろ、本来やりたかった事と今やっている事は違うし、それはそれで楽しいけども疲れもするし、なんだかなぁ……
というモヤモヤがずーっとありました。何なら今もある状態でして。
益田さんの本読んで、「あ、このモヤモヤは私だけじゃないんだな」って思えて。
悩んでいる時って、つい独りだ、孤独だ、って考えがちなんですね。誰にも頼らずに、頼る・甘える事が苦手だったから、余計に自分ひとりで解決しなきゃと思っていて。
私が本読んだり、音楽聴いたりしているのは、このモヤモヤから救って欲しかったんだなって、改めて気付きました。
今年もあと少しで終わりますが、個人的には仕事ってなんだろ?っていうのが日々あって、それについて考える事が多い1年だったなと思います。
来年はどんな1年になるのか。分からないですが、流されないように過ごしていきたいです。