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最高のクリスマス・プレゼント: 素晴らしき哉、人生! [映画]

カレンダーを見ればもう12月、もう年の瀬だ。 どうりで今日は一段と冷え込んだわけだ。

この時期になると、世間では忠臣蔵の時期だろうか。(最近忠臣蔵のドラマもやっているのかわからないが)。個人的には、この時期になると思いだすのが一本の映画だ。

とあるアメリカの田舎町、主人公ジョージがもらった奇跡のようなクリスマスプレゼントのお話。とはいえ神様も魔法使いも出てこない(あ、天使はでてくるんだったけな、おじさんだが)。

自分が最初にこの映画を見たのはたしか大学生のころだったか。 そこから時は経ち、自分も映画の冒頭で絶望している主人公のおじさんの気持ちがわかるようになってきた。

人生、生きてればいいことがあると言われても、なかなかピンとこない。なんで自分だけこんなに不幸がふりかかってくるのかと思う日もある。それでも、腐らずコツコツやっていけば人生のどこかで思わぬクリスマスプレゼントに出くわすのだろう。

ちなみに、この映画ができたのは1946年。なので、CGはおろかカラーですらない、白黒映像だ。それでも、いいお話であれば、映像がどうとかは関係ないんだと改めて実感する。

自分は1946年に生まれていないので想像でしかないが、これが古き良きアメリカなのだろう。そこから半世紀たち、アメリカもずいぶん変わってしまい、アメリカ映画も複雑なテーマ、表現のものが増えたが、たまの年の瀬、こんなシンプルなお話の映画もまたいい。

クリスマスのこの時期ににこそ、また見たくなる映画である。きっとラスト、「ブラボー!」と、スタンディングオベーションするんだろうな。

 

 

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