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ビジネスにも、かかりつけ医を: 「上手な医療のかかり方」プロジェクト

1月ももう最終週。休日仕事からやっと解放されて、久方ぶりに訪れたのは銀座。日曜日、もう日が暮れ始めている。休日ショッピングのカップルや、外国人の観光客など、普段以上ににぎやかな銀座四丁目の通りを南へ進む。銀座の街もしばらく訪れないうちにいろいろと変わっている。かつて松坂屋があった建物も閉館ののち、今はGINZA SIXなる建物に。

はじめて訪れたGINZA SIXの4階、抹茶がおいしい和菓子店にやってきた。今日はここで人と待ち合わせだ。

普段ひとりだとおやつを食べない人間なので、たまにこういういただくおやつは他の人以上にごちそうだ。生茶ゼリーに、抹茶パフェ、特製ぜんざい…メニューを見るだけで食指が動く。じゃあ、あんみつをください。あ、売り切れですか…

おいしいお茶菓子があると話もはずむ。結局2時間ほどおしゃべりしていたか。仕事つづきでしかめっつらが続いていたここ最近、ひさしぶりにリラックスできたいい時間だ。

おしゃべりを楽しんだ帰りの電車、ふと釣り広告を見ると「かかりつけ医持ちましょう」の広告が目に入る。

ふと、おしゃべりの中の話が頭の中でむすびついた。

自分の仕事は医療関係者でもなんでもないのだが、立場的には「かかりつけ医」のような相談を受けることが多い。

「こんなことやりたいんだけど、どうしたらいいのかな。」
「こんな話ふられちゃって、どうしよう。」

世の中専門家なんてたくさんいるだろうに、どうして自分に話が来るのか。

最近思ったのは、その道の専門家はいろんな分野でいても、中身が固まってなくてもまず相談できるような「かかりつけ医」みたいな人は実はそんなに多くないのでは。

逆に自分も、各分野のかかりつけ医がいるといいなと思うことはよくある。このサービスつくるのに、技術的には可能なのか、予算がかさむのなら他に代替え手段はないのか、あるいは作ったものをPRしていくのに、どのように戦略たてたらいいのか。ファンのコミュニティが自然とできあがっていくにはどのよう土壌を耕しておくか。などなど。

世の中の多くの専門家は、専門家がゆえに自分の専門領域を超えた話はぶわっと相談されても困る人が多い。具体的な要件が固まったら見積出せますんで、そのときに呼んでください。

そうした専門家は自分の手に負えない高度な話の際に相談させていただきつつ、最近はテック、デザイン、マーケ、PRなど、各分野でまず相談できそうな人たちとの仕事の座組ができればいいなと思っている。

そうやってみると、最近のかかりつけ医を取り巻くいろんな動きやアイデアは、医療関係者ならずとも注視しておくとおもしろそうだ。


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