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ミモザの日

国際女性デーの今日はミモザの日
11年前の今日
私たち女性農業委員は念願の全国ネットワークを設立
先輩方の苦労と努力の礎を力に立ち上がったのです。

それまで、県外まで足を運び
市町の首長さん、議長さん、女性委員さんと
お会いして、お願いしてくださった先輩方は
自ら身を引き、役員の席に着くことはありませんでした。

今考えても、見事な引き際であったと思います。

やっと苦労が報われたその時、彼女たちの名前は
一般の会員でしかなかったのです。

近隣の県でも実を結びつつあった活動が認められ
ネットワークの副代表になった自分の不甲斐なさ。

4か月後には、地元の委員の席を追われ
二度とその場に戻ることはありませんでした。

何があった?と、電話を掛けてくれた代表と
宮崎と静岡の距離を忘れ、悔し涙にくれました。

男性の無理解と言葉の暴挙。
決して忘れることはできません。

みんなで取り囲み、二者択一を迫る
弾劾裁判のように感じました。

私は、NPO法人理事長の立場を取りました。
指定管理の2期目が始まったばかり。
放り出すわけにはいきません。

全国組織のネットワークで得た情報が
地域農業のためになる。
指定管理で承った地域農業の活性化に
つなげられると信じていたのに。

午前と,午後の話し合いで参加者の大半の意見が
逆転しました。1時間の間に何があったのか。
申し訳なさそうに下を向き目を合わそうとしない人たち。

全国のために働く人は要らない。地域の事だけ
やっててくれる人が欲しい。

私利私欲に走る人の言葉にのせられた人たち
それも承知で、その人についた人

地域の事は、いつも男性が決めます。

今日の日がくるたびに、今でも全国で悔しさを
圧し殺している女性のうめき声が聞こえる気がします。

ミモザの花は、世界中の女性の諦めで咲く花ではありません。
自分らしく生きたいと願う思いが咲かせた花です。

来年こそ、世界中の家族が
笑顔でこの日が迎えられることを
祈ります

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