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178:「iPadOSのポインタのあたらしさ」を考えるための発表のアウトライン🥸

ポインタの歴史──画面に現れては消えていくポインタ

インターフェイスにおけるポインタのかたち
スケッチパッド➡️十字
NSL➡️上向矢印
Alto以降➡️斜めの矢印,タスクに応じて変形する
iPhone以降のタッチ型インターフェイス➡️ポインタは画面から消え,指がポインタとなる
ポインタが消えた後のインターフェイスのデザイントレンド
ディスプレイ上の映像を「現実」として指差させる👉スキューモーフィズム
ディスプレイ上の映像を独自の世界として捉える👉フラットデザイン,マテリアルデザイン
ディスプレイ上の映像と行為との連動を重視する👉Fluid Design
ポインタと指とのハイブリッドとしてのiPadOSの円型ポインタ
Fuild Desing における行為と映像との連動からマインドをつくる流れで,ポインタが画面に現れる

行為と映像との連動からマインドをつくり,ポインタとして画面に表示する

Fluid Design がつくるマインド
石斧とiPhone
A tool that feels like an extension of your mind(あなたのマインドの延長のように感じられる道具)
マインドを画面に表すiPadOSのポインタ1️⃣
マイクロスリップを吸収するポインタをつくるために,予測に基づく「磁性」を実装する.そのために,ポインタをコンピュータにとって「都合の良い」ミニマルセルフとして捉える.なぜなら,ポインタは,ヒトの行為をピクセル単位でリアルタイムに記録できるからである.ピクセル単位の入力として記録されたヒトの行為を予測=ヒトの意図をコンピュータが「探索」し,実行する
マインドを画面に表すiPadOSのポインタ2️⃣
インターフェイスをアフォーダンスの資源の集合として捉えて,ヒトを取り込んだひとつのシステムの構築していく.そのために,指で画面に触れるという行為を画面上のポインタに付与するために,ポインタの形とその周囲の関係とを「磁性」や「適応精度」といった概念とその実装で整理していく.ピクセル単位の精度で動くポインタ(ポインティング層)とその周り(インターフェイス層)とヒトとのあいだで生じる行為とアフォーダンスと意図という3つの流れを合流させるひとつのポイントとして円型のポインタをディスプレイに表示する.

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