コント製作団体〈ママママ 〉雑誌第1号に寄せて。

初めまして。

一先ず、自己紹介を。
鹿児島を拠点に全国津々浦々と、
ツアーなどを回ってる、

その日暮らし というバンドの、
Gt.Vo.作詞作曲も担当している
島崎清大(シマザキセイダイ)と言います。
ママママの木之瀬君の友達。と
呼べば分かりやすい関係の者です。


とある日、突拍子もなく、
木之瀬君から連絡があり、
百聞は一見に如かず。という言葉と
URLが送ってきて、それを開き、読み、
最後には君にも書いてほしい。

なんて言っており、
こいつは何と不躾な奴だ。と、
一先ず、電話をして、一瞬前の感情などは全くなく、
和気藹々と会話を交わしてしまい、
恰も自分が必要とされてる感じまでしてきて、
自由でいいからとまで言われ、まんまと一杯呑まされて、
僕は何もない手ぶら状態のまま、
スマートフォンを片手に、真っ白なノートに、
黒い文字で文を起こそうとし始めたわけです。


白と黒ねぇ。という感じでした。
僕は直ぐ別の言葉に変えたがる質でありまして、
陰と陽。という言葉をシャンプーしながら、
思いついていました。

それこそ、
大抵のバスルームは白い。
トイレも白い。汚れてしまうのに、
何故、白を基調に造るんだろう。と、
次は髭を剃りながら考えてました。

折角、様々な物を水に流す場なのに、
黒だと何となく陰な感じがしてしまい、
白よりも流せるものも流せず終わってしまうのだろう。
と思ってた頃にはバスタオルで身体を拭き終わっていました。


そして、この、たった今に至るわけですが。
あくまで僕のイメージの話なので、読者には、
言葉が強く感じたとしても、内容は、
出来るだけラフに感じ取って頂きたい。

白黒を陰陽で安易に例えてしまった僕は、もう引き退ることもできず、全くもって引き退るつもりもない。

僕が生きてる、ほんの小さな範疇の世界でも、
多種多様、様々な人間が交差して生きてる。ので、
世界には、もっと乱れ狂った性格が交差して居るのだろう。

その中でも僕は、
根っこから、酷く黒い感情の持ち主です。
白をも寄せ付けないオーラすら出します。

だから、突然の白の介入には、
酷くたじろぎ、右往左往してしまい、
途轍もなく無様な黒い言葉を投げ放つ事が多い人間です。

黒い人間は白い人間の強さを知っているし、
白い人間は黒い人間の弱さを知っている。

(いま、此処で気付いたが、人種、黒人、白人の違いの話では全くありませんからね。)

失敬。分かりづらくしたのは僕だ。
とにかく陰な心の持ち主なのです。
陽な心の人間を見ると、一歩、引き、
そいつが本当に白いのか探ります。
この時点で僕は黒です。綺麗に黒ですね。


でも、白色は魅力的だ。それは知っている。
何故か。何色にでも染まれる。綺麗事ではないよ。
本当にそうだ。だから、憧れている。

しかし、黒から白に成ろうと努力しても、
結果的には白まで辿り着きません。
ギリギリまで白に近づいた灰色です。

今の僕は、そんな感じです。
そんな灰色のやつは、
黒に還るスピードとタイミングは尋常ではない。
いつだって、隣に黒がいる。

けれども、最近、私事ですが、
黒の最骨頂、所謂、最底辺まで観てきました。
むしろ、白かったです。何がか?
周りがです。白ばかりに溢れてました。

その白たちは僕に口を揃えて言います。
その黒は黒で個性だ。無駄にしちゃいけない。
寧ろ、お前の黒だけの強み、俺は知ってるよ。
などと言ってくるのです。

どれだけ白いんだ、貴方達は。
僕は余計に黒くなってしまいそうだ。
しかし、留まった。また灰色が見たい。
ただ、それだけの感情で、
私、白の言葉達を大切に受け入れ、
咀嚼に咀嚼を重ねました。


気付きました。というか、
本当に彼らが伝えたかったことに、
遅れながらも気付いたのです。

白でも黒でも灰色でも何色でも構わない。
激情を手にしたら紅くなるかもしれないし、
恋をしたら水色に塗れるかもしれない。


何だっていいんだ。

大抵の物事、論理、感情、性格なんてものは
ほぼほぼ表裏一体で、アングル1つで変わる。

けれど、白と黒って、どう見ても、
表裏一体に見えない上、
遠く掛け離れてる気すらする。

でも、気付いた。
白色と黒色だけは近くない理由に。

コントラストを産むためだ。
それの良し悪しも、まぁまた有るのだけど、
長くなりすぎる。

でも、僕は一先ず、
表裏一体の世の中、
アングル1つで変わっちまうぜ世界。
なんて楽勝な物より、
コントラストで生まれた産物も弊害も、
どれほど愛せるかが鍵になると思ったのです。

だから、いつだって黒に戻って、
黒色に置いてきた何かを取りに帰り、
また白色を見上げます。

浮き彫りだった世界を愛せるようにです。
いや、こんなに黒い僕を愛した人を、
出来るだけ、純に、愛せるか。の為です。

黒であったことを後悔しないように、
黒である人を卑下しないように、
白である人を拒否しないように、
コントラストを受け容れてから、
アングルを持てますように。

なんて、そんな事を考えてた毎日なんです。
何となく分かってもらえたらいいなと思います。

歌と歌詞を聴いてくれたら、
何となく分かってもらえるであろう。


11月のママママの公演を観に行く予定です。
何故なら僕らも関西で丁度、ライブがあるからです。
こんなグッドタイミングも、チャンスも、
滅多にあるもんじゃないぜ。互いに魅せ合えたら、
逢えたらいいな。と思います。

支離滅裂な駄文。
答えのない文の羅列を読んでくれて、ありがとう。
木之瀬、僕を思い出して連絡してくれて、
書かせてくれて、ありがとう。

また、どこかで。グッドバイ。グッドラック。
人生は意外とどうにでもなるぜ。
思い通りになることなんて一切ないけど、
何となくはなっちまうのが人生だぜ。

また。いつか。


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