その日にしか、その本を読めないとしたら何を選んでどこまで読むか #04
うつを繰り返す人にオススメの本。
こんな自分も何度かうつ病を繰り返していて、ちょっと良くなったり、だいぶ悪くなったりを繰り返してる。
最近、ほとほと治療にうんざりしてきた。
けれど、薬がないと苦しいし焦るし落ち着かない。
薬に助けられているけれど副作用や仕事で病院へ行けなかった際の断薬症状に悩まされている。自分の体はどうなっていくんだろうと毎日思う。
気づいたら暗い気持ちになっていく。
自分では何とかしようとしても、どうにもならない。
自分以上にうつ病で悩んでいる人は数多くいるだろう。
そんな人々に今日の1冊をオススメしたい。
pha(ファ)さん 「しないことリスト」 だいわ文庫
おそらくこの著者のphaさんもうつ病経験者じゃないかなと思うくらい、うつ病になりやすい人に寄り添った本だった。
今日もまた表紙のシンプルなイラストに惹かれて購入。
だらけた少年のような子が少し困り顔したイラスト。
誰しもこんな風にだらけるだろう。
仕事を毎日していれば、責任や時間に追われて日々しないことを忘れていってしまう。
うつ病は特に考え方が一気にマイナスへと働くから、症状が悪化する前にこの本を読み返すようにしたい。
一見、「がんばらない」とか「1人でしようとしない」だとか、基本的なことを忘れて頑張ってしまう。だからうつ病になってしまうんだと思うし、けっこう簡単な「しない」ということを忘れてしまう。
今日、この本に出会って元気になれたし、仕事もさっさと終わらせて帰ってきた。
がんばったら、がんばった分、それ以上に「しない」ことが大事なんだと思う。
あと、この本にはちょっとした豆知識的なものが掲載されていて参考文献がページの端っこに書かれているから、この本を読んでみようと思う。
1冊でたくさんの本に出会わせてくれる1冊だった。