Miho

ダイバーシティ&インクルージョンを社会のあたりまえにしていきたい人。

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最近の記事

休学した1年間をふり返る❶〜なぜ休学したのか〜

はじめに 昨年2021年5月より始めた1年の休学ですが、6月30日をもってその休学期間を終えてカナダに戻ることになりました。 休学していた1年は、日本で過ごしていましたが、SNSをほとんど更新しないので、一部を除いたほとんどの友人からは、「どこにいるのか分からないやつ」だと思われていた(る)ことでしょう。 1年で私の見ている世界は目まぐるしく変化しました。 それまでアカデミアで一生生きていこうと思っていた人間が、突然ビジネスの世界に足を踏み入れたわけですから。(そのあた

    • オトコとオンナ | MEN & WOMEN

      ちょっと前から疑問に思っていること。 まだ答えには辿り着いていないけれども、その疑問について書きます。 ----------------------------------------------------------------------- 一日の生活の中で一度は見る・言う・聞く、「男性/男」「女性/女」という言葉。 私の場合は、普段カナダで大学生活を送っている中で、日本語の「男性」や「女性」にあたる言葉として、英語の"Men"や"Women"を使っている。そして

      • 『あたらしいポルノ』プロジェクトが素敵すぎるから、シェアしたい!

        すごく素敵なプロジェクトを見つけたので、勝手に紹介する..! 『あたらしいポルノ』プロジェクトとは? つい1〜2週間前、ひょんなことから知ったのが、『あたらしいポルノ』プロジェクト(@atarashiipo_rn)。 発起人は、栞ヒヨコさん(@shiorihiyoko) このプロジェクトを見つけ、noteを読み、「すてき...!!」とひとりで感動したので、ぜひみんなに読んでほしい!↓ このプロジェクトでは、性をファンタジー化して搾取・消費する従来のポルノのあり方と、日

        • 漢らしさ、男らしさ、オトコらしさへ

          「男らしさ」とは一体何なのか? 男らしさは、果たして有害なのか。 男らしさは、いかに変化すべきか。 日本社会で一般的に言われる”男らしさ”と、男性学で言われる”男らしさ"との乖離。 歴史的に男性性は注目されてきたはずなのに、男性はジェンダー的存在として捉えられてこなかったからこそ、脚光をなかなか浴びてこなかった男性学と男らしさ。 男性学の視点から、「男らしさ」について書きました! これをきっかけに、”男らしさ”への認識が変われば良いな、と思います! 記事はこちらからご

        休学した1年間をふり返る❶〜なぜ休学したのか〜

        • オトコとオンナ | MEN & WOMEN

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        • 漢らしさ、男らしさ、オトコらしさへ

          Feminism isn't only women's〜女性であり、女性でない自分がフェミニズムを再考する〜

          今回、「Feminism isn't only women's」(フェミニズムは、女性だけのものじゃない)というタイトルで、友人2人とノンバイナリーの目線からフェミニズムについてnoteを執筆した。 友人のnoteはこちらから↓ ・Feminism isn't only women's~私はいつも、女性に”擬態”する~  by さや ・Feminism isn't only women's〜「フェミニズム」はみんな(のため)のもの〜 by けいぞう はじめに 2021年

          Feminism isn't only women's〜女性であり、女性でない自分がフェミニズムを再考する〜

          The Invisible Wall

          This is my story of language barriers at university, which I had been ashamed to talk about and which I had not been able to vocalize. ----------------------------------------------------------------------------- I lost language. Invisi

          The Invisible Wall

          映画考察『Momo모모』–曖昧さの美学

          先日、『Momo(모모)』という韓国のショートフィルムを観ました。 (気になる方は予告編をぜひ見てみてください!) 15分という短い作品の中で、特に劇的なドラマが繰り広げられるわけでもありません。特に華やかなわけでもありません。でも、素朴な日常の中に見え隠れする寂寥感、温もり、美が魅力的です。 この映画を観て私が感じた、「曖昧さ」ということについて考察していこうと思います。 *本記事は映画の内容について語っています。 ------------------------

          映画考察『Momo모모』–曖昧さの美学

          議論は終わるべきでない②~森喜朗会長の発言について~

          第1弾の続きです。 だんだん森会長の発言問題から逸れてジェンダー問題の話をしてますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。----------------------------------------------------------------------------- 発言は「女性蔑視」なのか? 森会長の発言は「女性蔑視」発言と報道されている。 私は、森会長の発言は「女性蔑視」発言ではなく、「女性差別」発言だと感じた。 蔑む」という言葉には、 他人を、自分よ

          議論は終わるべきでない②~森喜朗会長の発言について~

          議論は終わるべきでない ①~森喜朗会長の発言について~

          2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での森喜朗会長の「女性蔑視」発言が大きな問題となり批判が広がっている。 そして翌日4日、森会長はこの発言について会見を開き、発言の「撤回」と「謝罪」をしている。 この発言について、怒りとも何とも形容できない感情がどうにもおさまらないので、森会長の発言について今一度考えて、ここに書きたいと思います。 書き始める前に言いたい3つのこと: 1)ジェンダー問題は「女性」だけが考える問題でも、「意識が高い」人だけが考えるも

          議論は終わるべきでない ①~森喜朗会長の発言について~

          「エスニック」を考える②

          第2弾です!(第1弾の続きです!) 「エスニック」という言葉の定義と意味を再考してみました。----------------------------------------------------------------------------- なぜ現代日本で「エスニック」は東南アジアなのか?(続き) もはや地理的場所では無くなった「エスニック」としての東南アジア 「エスニック」で表現される東南アジアは、もはや東南アジア地域という地理的場所では無くなってしまっている

          「エスニック」を考える②

          「エスニック」を考える①

          「エスニック」 という言葉をよく耳にし、目にし、口にするようになった今日この頃、「エスニック」の意味を再考してみました。 *あくまで私の個人的考察です。 第1弾で全部書くと長すぎるので、第2弾に続きます! 長文です。そして文章力が壊滅的です。が、最後まで読んでもらえると嬉しいです! ----------------------------------------------------------------------------- エスニックの定義 最近人気のエ

          「エスニック」を考える①