出エジプト記9:27 〜 35★2022/03/13掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記9:27 〜 35
27 そこでパロは使いをやって、モーセとアロンを呼び寄せ、彼らに言った。「今度は、私は罪を犯した。主は正しいお方だ。私と私の民は悪者だ。
28 【主】に祈ってくれ。神の雷と雹は、もうたくさんだ。私はおまえたちを行かせよう。おまえたちはもう、とどまってはならない。」
29 モーセは彼に言った。「私が町を出たら、すぐに【主】に向かって手を伸べ広げましょう。そうすれば雷はやみ、雹はもう降らなくなりましょう。この地が【主】のものであることをあなたが知るためです。
30 しかし、あなたとあなたの家臣が、まだ、神である【主】を恐れていないことを、私は知っています。」
31 ──亜麻と大麦は打ち倒された。大麦は穂を出し、亜麻はつぼみをつけていたからである。
32 しかし小麦とスペルト小麦は打ち倒されなかった。これらは実るのがおそいからである──
33 モーセはパロのところを去り、町を出て、【主】に向かって両手を伸べ広げた。すると、雷と雹はやみ、雨はもう地に降らなくなった。
34 パロは雨と雹と雷がやんだのを見たとき、またも罪を犯し、彼とその家臣たちは強情になった。
35 パロの心はかたくなになり、彼はイスラエル人を行かせなかった。【主】がモーセを通して言われたとおりである。
《参考》
第七の災い(2)
*結果(27 〜 33 節)
第七の災いは、激しい雹によって、野にいた人・獣・草・木が打たれた。
エジプトの4つの偶像に対する裁き。
(1)災いを見たパロは、モーセとアロンを呼んで言った。
①私は、罪を犯した。
②【主】は、正しいお方だ。
③【主】に祈ってくれ。
④私は、おまえたちを行かせよう。
(2)モーセの返答。
①私が町を出たら、すぐに【主】に祈ろう。
②祈れば、雹は降らなくなる。
③この地が【主】のものであることをあなたが知るため。
④しかし、パロとその家臣の【主】への恐れは本物ではないことを、自分は知っている。
雹が降った時期の推測。
大麦が穂を出し、亜麻がつぼみをつけるのは1月〜2月で、小麦とスペルト小麦(裸麦)が実をつけるのは、3月〜4月。そこから考えると雹の害は2月〜3月にかけて起こったようだ。
*強情になるパロ(34 〜 35 節)
町を出たモーセは、【主】に向かって両手を伸べ広げ祈ると雷と雹はやみ、雨も降らなくなった。
「パロは雨と雹と雷がやんだのを見たとき、またも罪を犯し、彼とその家臣たちは強情になった。・・・彼はイスラエル人を行かせなかった。・・・」
なぜパロは、また心を頑なにしたのか。
この疑問は、なぜ10の災いが必要だったのかという質問と関係がある。
パロが強情になったのは、彼自身の心の問題と同時に、神がそれを許されたから。イスラエルの民を解放するだけなら、1度の災い(第十の災い)で済んだはず。
▼10の災いが必要な理由
(1)イスラエルの民に【主】とは誰かを教えるため。
イスラエルの民は、これらの出来事を記憶し、子孫の代まで伝える。
(2)エジプト人に【主】とは誰かを教えるため。
エジプト人は、10回にわたる災いを通し、イスラエルの神の偉大さを体験する。
(3)全世界に【主】とは誰かを教えるため。
結果、現代に生きる私たちも【主】のようなお方は、他にいないことを学ぶ。
★【主】は大いなるお方、このようなお方は他にはいない。
私たちの神は、比類なきお方。
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