創世記26:34 ~ 35★2021/03/23掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】創世記26:34 ~ 35
34 エサウは四十歳になって、ヘテ人ベエリの娘エフディテとヘテ人エロンの娘バセマテとを妻にめとった。
35 彼女たちはイサクとリベカにとって悩やみの種となった。
《参考》
エサウの結婚
*40 歳になって
イサクの生涯が終わり、イサクの2 人の息子物語が始まっていく。
「エサウは四十歳になって、ヘテ人ベエリの娘エフディテとヘテ人エロンの娘バセマテとを妻にめとった。」
(1)エサウは40 歳で結婚、その時イサクは年齢100 歳。
(2)アブラハムは、100 歳の時に「約束の子」イサクが誕生。
(3)イサクは、100 歳の時にエサウの嫁として2 人の娘を得た。
・1 人は、ヘテ人ベエリの娘エフディテ。(又はユディト。ユダの女性形、「誉ほまれ」の意)
・もう1 人は、ヘテ人エロンの娘バセマテ。(「香り」の意)
この2 人はヘテ人だが、ともにセム系の名前を持っていた。
*両親の悩みの種
この結婚は、両親にとっては悩みの種になった。
(1)エサウは霊的資質に欠けており、平気で長子の権利を売り渡す世俗的な人物。エサウは、物質的祝福には興味があり、霊的祝福には無関心な男だった。
(2)エサウには、アブラハム契約への関心がなく、土地の娘たちと結婚することを選んだ。エサウには、霊的資質に富んだ家系を保持することは、眼中にはなかった。
(3)アブラハム、イサクと2 代継承したアブラハム契約は、単にイサク一家の将来を左右するだけではなく、人類全体の将来にかかわるもの。その重要性を理解しない者には、アブラハム契約の継承者としての資格はない。
(4)エサウが妻にしたヘテ人の娘たちも霊的資質に欠けていた。「アブラハム、イサクの神」を無視した生き方は、イサクとリベカの心に痛みと悩みになった。この結婚を通して、エサウの現世的な資質が見える。
私たちは、物質的に恵まれた環境にいる、物質的に満たされていても、それは一時的で長続きはしない。
しかし、神に信頼し、神とともに生きる人生には、最高の冒険と感動がある。神の御心に従って生きる者は、ますます深い喜びを味わい、この喜びは、世が与える喜びとは異なる。
★エサウの失敗から教訓を学ぼう。
神からの祝福を第一に求める人こそ、人生の勝利者。アブラハム・イサク・ヤコブを模範に信仰の道を歩もう。
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