出エジプト記23:14 〜 17★2022/06/17掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記23:14 〜 17
14 年に三度、わたしのために祭りを行わなければならない。
15 種を入れないパンの祭りを守らなければならない。わたしが命じたとおり、アビブの月の定められた時に、七日間、種を入れないパンを食べなければならない。それは、その月にあなたがエジプトから出たからである。だれも、何も持たずにわたしの前に出てはならない。
16 また、あなたが畑に種を蒔いて得た勤労の初穂の刈り入れの祭りと、年の終わりにはあなたの勤労の実を畑から取り入れる収穫祭を行わなければならない。
17 年に三度、男子はみな、あなたの主、【主】の前に出なければならない。
《参考》
その他の規定(9)
*巡礼祭の目的
「年に三度、わたしのために祭りを行わなければならない」
(1)「【主】の前」(17 節)とは、幕屋か神殿がある場所に行くということ。その場所は、最初はシロだったが、後にエルサレムになる。
幕屋(神殿)には、シャカイナグローリーが宿っていた。
(2)巡礼祭の目的は、民族の歴史を回顧して神の恵みを思い出し、今も働く神の恵みに感謝すること。
(3)巡礼祭には、契約の民としての自己認識と一致を促すという目的もあった。
モーセの律法では、各地に礼拝の場所を造ることは許可していない。巡礼祭の規定を守るのは、バビロン捕囚以降、困難になる。
*巡礼祭の種類
(1)種を入れないパンの祭り。
「種を入れないパンの祭りを守らなければならない。わたしが命じたとおり、アビブの月の定められた時に、七日間、種を入れないパンを食べなければならない。それは、その月にあなたがエジプトから出たからである。だれも、何も持たずにわたしの前に出てはならない」
①この祭りは、春の祭り。
②「種を入れないパンの祭り」の中には、過越の祭り(1 日だけの祭り)も含まれる。(1日+ 7日で合計8日の祭り)
(2)初穂の刈り入れの祭り。
「また、あなたが畑に種を蒔いて得た勤労の初穂の刈り入れの祭りと、…」
①この祭りは、春の終わりから初夏にかけてやって来る祭り。
②民数記28:26 で「初穂の日、すなわち七週の祭り」とも呼ばれている。
民数記28:26 あなたがたは七週の祭、すなわち新しい素祭を主にささげる初穂の日にも聖会を開かなければならない。なんの労役をもしてはならない。
③申命記16:10 では「七週の祭り」となっている。
申命記16:10 そしてあなたの神、主のために七週の祭を行い、あなたの神、主が賜わる祝福にしたがって、力に応じ、自発の供え物をささげなければならない。
④使徒2:1 では、「五旬節」(ギリシア語でペンテコステ)と呼ばれている。
使徒の働き2:1 五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、
(3)収穫祭。
「年の終わりにはあなたの勤労の実を畑から取り入れる収穫祭を行わなければならない。年に三度、男子はみな、あなたの主、【主】の前に出なければならない」
①この祭りは、秋の祭り。
②レビ記23:34 では、「仮庵の祭り」と呼ばれている。
レビ記23:34 「イスラエルの人々に言いなさい、『その七月の十五日は仮庵の祭である。七日の間、主の前にそれを守らなければならない。
巡礼祭は年に3度あり、新約時代の信者にとって預言的価値を持っている。
①種なしパンの祭りは、メシアの死と復活を指している。
②五旬節は、聖霊降臨を指している。
③仮庵の祭りは、千年王国(メシア的王国)を予表。
①と②は、すでに成就し、今は③の成就を待ち望み、神にお仕えする時代。
私たちがモーセの律法を学ぶ理由の一つは、そこにキリストが隠されているから。
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