出エジプト記17:14 〜 16★2022/04/30掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記17:14 〜 16
14 【 主】はモーセに仰せられた。「このことを記録として、書き物に書きしるし、ヨシュアに読んで聞かせよ。わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去ってしまう。」
15 モーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシと呼び、
16 「 それは『主の御座の上の手』のことで、【主】は代々にわたってアマレクと戦われる」と言った。
《参考》
戦いの記念
*【主】の命令
戦いに勝利した後、【主】はモーセにこう言われた。
「このことを記録として、書き物に書きしるし、ヨシュアに読んで聞かせよ。わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去ってしまう」
(1)このことを記録として残す目的は、ヨシュアに読んで聞かせるため。
これは、次世代のリーダー訓練で、記録された内容を聞いたヨシュアは、また次の世代にその情報を伝えることができる。
(2)アマレクは、神の民イスラエルに敵対し、神の計画に反抗したので記憶が消された。
この点に関して、申命記25:19、1 サムエル15:2 〜 3(サウル王への命令。サウルは、アマレク人の王アガグと肥えた羊や牛を残した)、2 サムエル1:1(ダビデがアマレク人を打った)、2サムエル8:12、などがある。
*祭壇
▼モーセは祭壇を築き、祭壇を「アドナイ・ニシ」と読んだ。
日本語訳を比較。
・「主はわが旗はた」(口語訳、新共同訳)
・「アドナイ・ニシ」(新改訳)
ここは、「ヤハウェ・ニシ」(ヤハウェは我が旗)と訳す方がいい。
モーセが上げた杖は、イスラエル軍の軍旗で、部隊の精神的支柱になった。と同時に、指揮官の所在を明示した。杖がある所にモーセがいたのだが、そこには、【主】が指揮官としてそこにおられた。
▼「それは『主の御座の上の手』のことで、【主】は代々にわたってアマレクと戦われる」の日本語訳を比較。
①「【主】の御座の上の手」(新改訳)という訳語が出ている時は、「【主】が手を上げられた」という意味。
②「主の旗にむかって手を上げる」(口語訳)と訳した時は、「モーセが【主】に向かって手を上げた」という意味。
③「彼らは主の御座に背いて手を上げた」(新共同訳)と訳した時は、「アマレクが神に反抗して手を上げた」という意味。
★悪魔の攻撃に立ち向かう時、アマレクとの戦いを思い起こそう。
大祭司である主イエスは、いつも共にいて下さる。
「私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。・・・ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか」(ヘブ4:15 〜 16)
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