出エジプト記4:10 ~ 17★2022/02/08掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記4:10 ~ 17
10 モーセは【主】に申し上げた。「ああ主よ。私はことばの人ではありません。以前からそうでしたし、あなたがしもべに語られてからもそうです。私は口が重く、舌が重いのです。」
11 【 主】は彼に仰せられた。「だれが人に口をつけたのか。だれが口をきけなくし、耳を聞こえなくし、あるいは、目を開いたり、盲目にしたりするのか。それはこのわたし、【主】ではないか。
12 さあ行け。わたしがあなたの口とともにあって、あなたの言うべきことを教えよう。」
13 すると申し上げた。「ああ主よ。どうかほかの人を遣わしてください。」
14 すると、【主】の怒りがモーセに向かって燃え上がり、こう仰せられた。「あなたの兄、レビ人アロンがいるではないか。わたしは彼がよく話すことを知っている。今、彼はあなたに会いに出て来ている。あなたに会えば、心から喜ぼう。
15 あなたが彼に語り、その口にことばを置くなら、わたしはあなたの口とともにあり、彼の口とともにあって、あなたがたのなすべきことを教えよう。
16 彼があなたに代わって民に語るなら、彼はあなたの口の代わりとなり、あなたは彼に対して神の代わりとなる。
17 あなたはこの杖を手に取り、これでしるしを行わなければならない。」
《参考》
モーセの言い訳(その4)
*口が重い
モーセの最後の言い訳。
(1)「ああ主よ。私はことばの人ではありません。・・・私は口が重く、舌が重いのです」
モーセは「自分よりも弁が立つ人が派遣された方がいい」と苦し紛れの言い訳している。
(2)神は、本当に忍耐深いお方。
モーセの最後の言い訳にも、回答された。
「だれが人に口をつけたのか。だれが口をきけなくし、耳を聞こえなくし、あるいは、目を開いたり、盲目にしたりするのか。それはこのわたし、【主】ではないか」
人間の器官を造ったお方は、どんな人間でも用いることができ、行動するかどうかは、人間の側の意欲にある。
(3)神は「さあ行け。わたしがあなたの口とともにあって、あなたの言うべきことを教えよう」と命じた。
(4)モーセは「ああ主よ。どうかほかの人を遣わしてください」と答えた。言い訳が尽きたので、懇願した。
*神の最終回答
(1)神は、モーセの優柔不断な態度に怒られた。
「あなたの兄、レビ人アロンがいるではないか。わたしは彼がよく話すことを知っている」
神は、モーセに指示された。
①わたしがあなたに語る。
②あなたは、アロンに語る。
③アロンは、民に語る。
「啓示」という概念を理解するための助けになる。
(A)神がモーセの口を通して語る。
(B)モーセはアロンに伝え、アロンが民に伝える。
(C)イスラエルの民が聞く。
(D)内容が書き記され、出エジプト記に残る。
神の啓示は、A→B→C→Dという順番で私たちに与えられた。
(2)神は、モーセに語った。
「今、彼はあなたに会いに出て来ている。あなたに会えば、心から喜ぼう」
アロンにも神からの啓示があったようで、新しい幻は、人を活気づける。
(3)神からの最後の命令。
「あなたはこの杖を手に取り、これでしるしを行わなければならない」
この「しるし(複数形)」は、エジプトに下ろうとする10の災害のこと。
最初はアロンがモーセの代弁者として語るが、その回数が減っていく。モーセが自分の弱点を誇張したが、経験が増えることにより弱点が克服されたようだ。
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