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スピーキングの独学方法

今日は、スピーキングの独学方法について書きたい。

わたしが本格的に英語の勉強を再スタートしたのは2011年である。理由は英語圏への引越しが決まったため。その時点から現在までの状況は以下の通りである。


・2011年時点で、30代半ば

・英文学科卒業ながら、大学卒業後は仕事、プライベートともに英語とはほぼ無縁の生活を過ごす

・家族は非英語ネイティブ、家庭では日本語のみ

・英語圏で暮らすことが決まった時、中学英語と高校英語の文法をやり直した

・現地の語学学校に3ヶ月通った後、個人的に英会話のチューターを数ヶ月つけた

・2011年から2016年頃まで、日本語から距離を取り、読むもの、聴くものを出来るだけ英語に限定

・現地のセカンドハンド・ショップで販売のボランティアを経験(断続的に2年ほど)

・現地で、日系企業とローカル企業(2年強)の両方を経験

・2016年にIELTS7.0を取得(IELTS7.0は、英検1級、TOEFL iBT 95-120(120点満点中)、TOEIC 945(L&R=リスニングとリーディングだけの試験990点満点)、海外大学院の入学に必要なレベルとのこと。出典 :english at home 自分でできるえいご

・運転中、後ろから来た車にぶつけられたり、エンジンのかからなくなった車の対応を業者に頼んだり、娘の学校の先生と面談したり、病院に行ったりの対応をしつつ、4軒目の家で生活中。


英語で会話をする時に必要となるのは、相手の英語を聞き取るリスニングスキルと、自分の伝えたいことを英語で表現するスピーキングスキルだ。リスニングスキルについてはまたいつか語るとして、ここでは、スピーキングのスキルを独学でいかに磨くかについて話題にしたい。

英語での会話を続けるためには、自分が言いたいことを英語で言う必要がある。英語で言いたいことを言えれば英語での会話ができる。

言いたいことを言えるようになるためにはどうするか。心に浮かんだこと、誰かに言いたいことを英語で言ってみる。どう言えば分からない時は調べる。言えるようになるまで練習する。これの繰り返しだ。

自分が考えもしない、言いもしないことを言えるようになる必要はない。

例えば、わたしが今住んでいる国ではラグビーが人気だが、わたしはラグビーに興味がない。周りで誰かがラグビーの話をしていても、ラグビー関連の会話にはついていけないけれど、ラグビーに関する会話に参加したいとは思わないので何の問題もないと思っている。

2年ちょっと、100%英語環境で仕事をした。職場はオーガニックショップである。レジ打ちと品出しがメインだった。商品名や仕事で使う言い回しを知っていて使うことが出来れば、基本的な仕事は可能である。

レジで思ってもいないことを聞かれて、戸惑うことはあった。急に話を振られて何について話しているのか分からない時は、perdon? と繰り返しもした。

でも何について話しているのか分かれば、何とかなる。その話は分からないな〜と言えば、相手がどうにかしてくれる。自分で他の話題を振ってもいい。

ここで、この文章のスタートに戻って、英語にするとどうなるか少し見てみよう。


Today, I would like to tell you how I have improved my speaking skill in English on my own. 

It was in 2011 when I have restarted learning English. The reason why I restarted learning English is because we had decided to move to a country where English is spoken. My situation from then to now is as follows. 

・I was in my mid 30s in 2011.

・I have majored in English literature at a university, but since then I have not used English on business nor privately.

・None of my family member is a native speaker of English. We speak Japanese at home.


 細かいニュアンスは無視しているが、こんな風になる。ここまでで使い方を確認した単語や言い回しは以下の3つ。

・ in my mid 30s:書く時にどう表現するのか曖昧だった

・major in:「専攻する」がmajor であることは分かったが、前置詞が曖昧だった。

・privately:何となく自信がなくて、念のため確認した。


分からないことがあれば調べて、それを使えるようになるまで練習する。

それを延々繰り返すのである。

日系企業で経理をしていた時、メールのやり取りや書類は英語だったけれど、話す機会がほとんどなかった。オフィスからの帰りは30分ほどかけての徒歩だったので、その間、ラジオを聞いたり英語で独り言を言ったりしていた。

独り言は、シャワーを浴びる時とか、料理をする時など、可能な限りいつでも。そうすると、だんだん日常生活を英語で表せるようになってくる。

話し相手を想定して、自己紹介したり、思いを語ってもいい。

今は、クリアな英語で話す相手とであれば、ある程度長い会話が可能だ。何か分からない単語があっても、それを英語で説明できれば話は続く。日常生活で困ることはほとんどない。

自分で調べた言い回しが、多少間違っている可能性はあるが、わたしはとにかく伝わるレベルになることを目指してきた。細かい間違いは、リスニングやリーデイングをしている時に気がつくこともある。自分が使った表現に出会うと、はっとして忘れない。使えば使うほど身につくと言われるはこのことだと思う。

英語に触れる機会が多くあれば感覚が磨かれて、いつの間にか自然な言い回しが身につくと実体験から感じる。

仕事で使うなど、精度の高い英語が必要であれば、ある程度自分でレベルアップした後にプロのチェックを受けて細かな修正をすればいいのではと考えている。


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