ホリエモンの14万は可能か

ホリエモンの14万動画が話題になっている。14万で昇給もない職場に固執しないでもネット等でいくらでも稼ぐ手段があるというのだ。また今は生活費を抑えて娯楽を楽しめる時代だとも言っていた。

自分は後半には諸手を挙げて同意できるが前半には懐疑的だ。
優秀な人間は全員が自分のように出来るものだと考えがちだが、現実的には人の能力は千差万別だ。
逆に感化されて、能力という前提を忘れて浅はかな行動を取る人もいる。Twitterで早速大学を辞めたなどというのを読むと文字通りインフルエンサーなのだという思いがする。
昔、氷室京介が作詞しなくなった理由として自分の詩の影響を受けて高校を中退した子がいるからだと述べていたのを思い出す。
かつて「噂の真相」が有名人のスキャンダルを暴く理由として、社会的影響力のある人間が本物か偽物かを知る材料を世の中に提供するためだと主張していた位だ。

ホリエモンが例として挙げていた稼ぐ手段はIT系だった。最近シェアハウスの住人のドキュメンタリー番組を観た。彼らはITに関しては一日の長を持つが、経済的にゆとりはないまでもカツカツでないかというと、どうも苦労しているようだ。
また2016年の記事になるがクラウドワークスで月20万以上を達成したユーザーは全体の0.014%とということだ。
大学を辞めたいう人間はその程度を調べたのだろうか。「ググれカス」とはこのことに当てはまるのでは。

「多動力」とは本来ネガティブな症状をポジティブに言い換えた言葉だが、それに乗せられて「軽率」に陥ってはならない。

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